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銀行総務特命  (ねこ3.5匹)

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池井戸潤著。講談社文庫。

 

帝都銀行で唯一、行内の不祥事処理を任された指宿修平。顧客名簿流出、現役行員のAV出演疑惑、幹部の裏金づくり…スキャンダルに事欠かない伏魔殿を指宿は奔走する。腐敗した組織が、ある罠を用意しているとも知らずに―「総務特命担当者」の運命はいかに!?意外な仕掛けに唸らされる傑作ミステリー。(裏表紙引用)

 

 

ある所で花咲舞シリーズだと書いていたので読んだのだが、違った(T ^ T)。ドラマ原作本なのは間違いないみたいだが、こちらでは主人公が不祥事係の指宿修平。いや、悪くはなかったけどガッカリしたのは否めない。

 

8編収録の短篇集になっていて、どれも指宿所属する帝都銀行の不祥事係(特命)に持ち込まれた事件や問題を扱っている。銀行の顧客名簿が流出したり、行員がAVに出演していたり、裏金が取引先に直接流れたり。内容は銀行の体質に対する復讐的なものが多く、銀行の実態がこうだとしたら嫌になるなあ、と感じるものも。逆恨み的なものもあるけれど。

 

この作品集に登場する、人事部から来た唐木怜さんがなかなかカッコイイので収穫。

 

小説で舞ちゃん出てくるのってど~れ~(´;ω;`)?