すべてが猫になる

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ST プロフェッション 警視庁科学特捜班  (ねこ3.7匹)

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今野敏著。講談社文庫。

 

3件の誘拐事件が続けて発生した!被害者たちはすぐに解放されたが、口々に「呪い」をかけられたと証言する。原因不明の頭痛を訴える被害者たち。共通点は同じ大学の関係者だが…。常識外の事件に、あの“ST”が動き出す!「呪い」とはなにか?犯人の目的は?大人気シリーズの新たな捜査が始まる。 (裏表紙引用)

 

 

STシリーズの新シリーズ。名前あるのかな?今回は「呪い」に着眼した内容。農林大学の関係者が相次いで3人誘拐され、謎の呪いをかけられたあと解放される。しかし被害者たちは次々に原因不明の激しい頭痛に襲われ始めた。赤城は、ある病気ではないかと指摘するが・・・という内容。

 

警察が呪いなどという非科学的な現象を認めるはずもないのだが、STのメンバーだけは別。青山さんが呪いのメカニズムを一同に説明し、得意のプロファイリングにより犯人像を固めていくのがカッコイイ。翠さんと黒崎さんはいつもの「人間嘘発見機」を発動させ活躍。赤城さんはリーダーシップを遺憾無く発揮。山吹さんがいつも以上に目立っていなかったのが残念だが、このパターン多い気がするな。基本的にこのシリーズは、青山さんが探偵役なんだなあ。今さらナンだけど。菊川の言うことを素直にきくようになったメンバーに少し寂しさを感じている百合根がかわいいぞ。

 

いつも通りの面白さだったが、犯人の動機などを全て○○○○○だからで説明しているのが物足りないかな。2人めの被害者への動機が理解不能だけど、○○○○○だから仕方ないのか(あっ…)。


これで今出ているシリーズ制覇しちゃったかなー。新作がノベルスで出たらそっちに手を出すかも。