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夜のフロスト/Night Frost  (ねこ3.8匹)

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R・D・ウィングフィールド著。芹澤恵訳。創元推理文庫

 

流感警報発令中。続出する病気欠勤に、ここデントン警察署も壊滅状態。それを見透かしたように、町には中傷の手紙がばらまかれ、連続老女切り裂き犯が闇に躍る。記録破りの死体の山が築かれるなか、流感ウィルスにも見放された名物警部のフロストに、打つ手はあるのか?日勤夜勤なんでもござれ、下品なジョークを心の糧に、フロスト警部はわが道をゆく。大好評シリーズ第三弾。(裏表紙引用)

 

 

みんな大好きフロスト警部シリーズ第3弾。

 

今回のデントン警察署は、流感が流行ってしまい刑事の人員不足という、笑っちゃいけないけど笑える状況。新任の部長刑事・ギルモアがフロストの相棒となるが赴任早々行方不明の少女がぐろぐろ遺体となって発見されたり、町中の老女が次々と刺殺されたり、住民を中傷する手紙がばら撒かれたりと大忙し。このフロスト警部、下品な冗談ばかり言うわ証拠を捏造するわ見た目はひどいわ。。うーん、ほぼ家に帰れないフロスト&ギルモアが気の毒すぎ。フロストは疲れ過ぎておかしくなったのか、次から次へと誰かを犯人と決めつけては違ったの繰り返しで。。こりゃギルモアも見放すわ。さらに輪をかけてマレット署長嫌われすぎで哀れ。つーか、ギルモア嫁は刑事と結婚しちゃダメだったパターンだな。そんなに暇なら趣味でも作ればどうだと思う。

 

面白いのだがとにかく長い。今回の事件ならもう少し短く出来たかなあと思うな。現場が混乱し過ぎだったのと、被害者が多すぎたんだな。まあ次も読むけど1年後ぐらいでいいかな。