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警視庁特捜班ドットジェイピー  (ねこ2.8匹)

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相次ぐ不祥事でイメージアップを図るため警視庁初の戦隊『警視庁特捜班ドットジェイピー』が結成された。集められたのは、性格に難はあるものの、格闘、射撃、コンピュータなどの達人にして美男美女揃いの5人の警官。一躍世間の脚光を浴びた彼らだが、やがてその知名度が災いして重大な事件に巻き込まれることに。はたして、結末はいかに。話題を呼んだ“怪作”を文庫化。(裏表紙引用)

 

 

我孫子さんの警察戦隊シリーズ第1弾。文庫の表紙も喜国さんです。我孫子さんはチョコチョコとコメディを描く作家さんだけど、ここまで行くとコメディの域を越えてしまっているな。。。アニメだアニメ。メンバーカラーを決めてそれぞれの特性、個性を生かし捜査活動をするチームと言うともう私は「ST」があるのでどうしても比較してしまうというか。アッチも多少漫画っぽい世界で成り立っているけど、ギャグものではないからなあ。コッチは我孫子さんのオヤジっぽい感性が引き立っていて、それがドン滑りしているというか。世代なのか時代なのか、オヤジならではの女性差別描写が目立つし。綾のバージンネタ気持ち悪いんですけど^^;

 

とは言え、メンバー紹介→チーム結成→事件発生→解決、と王道の展開が進むうちに面白くなってきたのも事実。綾が清純派とは思えぬほど強いので(1度半死半生の目に遭っておいて誘拐するかね?)そのあたりはワクワクしたかな。キャッツアイみたいな容姿の香連はカッコイイし、女好きの美青年・類の紳士っぷりは好きだった。が、読むのが苦痛だったので続編の存在が辛い。