すべてが猫になる

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人造救世主  (ねこ3匹)

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女子大生のひとみは、留学生のジーンと共に古都の寺院を訪れていた。そこに西洋風の同じ顔を持つ者たちが突如出現し、建造物を破壊し始め、ひとみ達にも襲いかかる。二人の窮地に現れたのはヴォルフという謎の男。ヴォルフは単騎、その集団に戦いを挑むが…。寺院を破壊する謎の集団の目的は?そして“一桁”と呼ばれるヴォルフの正体とは!?人類の存亡を賭けた未曾有のダーク・オペラシリーズ、ここに開幕。(裏表紙引用)

 


珍しく酷評が多いという小林泰三さんのこの作品。確かにヒドイ出来だな(笑)。が、私は嫌いではないなこういうの。セリフだけで話を進めたり、表紙がマンガっぽかったりとラノベ風味ではあるが、チョコチョコ小林節らしいところは見せてもらえるし、超能力要素もヒーロー物のようで難しくはないし、一般人の女性二人もキャピキャピしていてノリが軽いし、まあ読みやすいよ。

 

・・・えっと、以上('◇')ゞ。
3部作なので総評が出来ないのと、短く薄い本なので語ることはそれほど。。。私のように小林氏読破したいという人や、ホラー文庫はとりあえず読むことにしていますという人、SFが好きなのでとにかくどんなSFでもOKという人なら手を出してもいいかも。小林氏を読んだことがなく、どんな作家さんかしらと試してみる分には全くオススメいたしません。