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殺意は砂糖の右側に 天才・龍之介がゆく!  (ねこ2.8匹)

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柄刀一著。祥伝社文庫

「10円玉を持っていないか」そう言い残してクラブ経営者が殺された。彼は麻薬取引の疑惑を持たれていたが、右手にはなぜか1円と50円の硬貨を握りしめていた。この不思議な事件に小笠原諸島から初めて都会にやって来たIQ190の天才天地龍之介が挑戦する。科学者並みの頭脳とちょっとズレた感性で、快刀乱麻の名推理を披露する新世代の名探偵、ここに誕生!(裏表紙引用)


「天地龍之介が初めて登場した記念碑的作品である」と書いてあるが、これが第1弾なのかな?。刊行リストを見ると第2弾っぽいのだけれど。。

というわけで、初めての天才・龍之介がゆく!シリーズに挑戦。
このシリーズ、もしかして人気あるのかなあ。自分はさっぱり合わなかったんだけど^^;;
世間知らずのIQ190の探偵というのはアリなんだけど、意外と龍之介の年齢が高かった。イラストに騙されたせいか、喋り方といい振る舞いといい、10代みたいな印象しか受けないのだけれど^^;天才少年探偵という設定なら他であるから違和感ないし。基本的には出しゃばらない見栄を張らない龍之介のキャラクターを気に入ったのだけれど、年齢を考えると自分が”萌える”ボーダーをオーバーしてるんだよね^^;

ロジックそのものは悪くないと思うけれど、推理に専門分野の知識が必要な事や舞台が異国であったりするが為に受け入れ難い。何より、やっぱり柄刀さんの文章が読みにくくて自分に合わない。二度と読むかという程ではないけれど、挫折しようかと100回くらい思った。