倉阪鬼一郎著。講談社ノベルス。
花輪家が所有する銀青館に招待されたミステリー作家屋形。嵐の夜、館主の部屋で起きた密室殺人、さらに連鎖する不可能殺人。対岸の四神家の金赤館では、女の「殺して!」という絶叫を合図に凄惨な連続殺人の幕が切って落される。両家の忌まわしい因縁が呼ぶ新たなる悲劇!鬼才が送る、驚天動地のトリック。 (裏表紙引用)
噂の?バカミスシリーズ。「白鳥館」が良かったので(笑ってないが)続けて購入。ていうかタイトル長いねん。忘れたっちゅーねん。
しかし、自分だけ笑えないって、辛い。
こういう、故意に稚拙な文章を用い機械的に人間を描いたトリックのトリックによるトリックのためのミステリ自体は好きなの。倉阪さん自体も好きなの。
でも、笑えないの。。。
「白鳥」に比べて、こっちの方が頑張りを隠している感じはするけれども。
前半のうちに、”ミステリマニア”の人々や探偵役であり作家の屋形が色々バカな仕掛けについて例を出しているのはまずいんじゃないの。。モノを変えただけで発想は変わってないじゃない。ネタ割れもいいとこ。驚かせたいなら、もっと突拍子もないところから、読者の裏をかいて欲しいんだけども。
う~ん。バカミス相性悪し。
記事てきとう。
(207P/読書所要時間2:30)