霧舎巧著。講談社ノベルス。
十二月。クリスマス前の賑わうショッピングモール。琴葉らの目前で、男性が墜落死した。翌日、商店街ではケーキ屋が爆発。どちらの現場でも目撃された雪だるまの着ぐるみとの関連は?発見されたメモからイブに向けて新たな事件へのカウントダウンが始まる…。学園ラブコメディーと本格ミステリーの二重奏、「霧舎が書かずに誰が書く!」“霧舎学園シリーズ”。十二月のテーマは予告殺人。 (裏表紙引用)
おおお~~~~!!!
これこれこういうわけで”二冊同時発売”だったのか!
めったに新作出さないんだから小出しにしてくれたらいいのに、と思っていてごめんなさい。
”十一月”と”十二月”で事件が繋がっているというのは前回未解決の謎があった為に了解していた事なのだけど、二冊揃って仕掛けが成立するとは予想してなかった。まだまだ霧舎さんのミステリ手腕は衰えてないね。そのへんに転がってるキャラ先行ミステリよりよっぽど本気でミステリやってるよ。
ちなみに本書のたのしい付録はアドベント・カレンダー&シール。
内容に関係しているのはわかってるんだけど、こういうの抜きでもう少し安くしてね。
(188P/読書所要時間2:30)