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少年名探偵 虹北恭助の冒険 フランス陽炎村事件  (ねこ3.8匹)

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はやみねかおる著。講談社ノベルス

あの少年名探偵・虹北恭助がついに帰ってきた!フランスの田舎村にあらわれた亡霊の正体とは―?歩く大木と、触れた人が崇られる岩の謎とは―?陽炎村へ向かった美少女高校生・野村響子ちゃんをワトソン役に虹北恭助の推理が冴える!はやみねかおる新本格ミステリ魂がいっぱいにつまった一冊。
(あらすじ引用)


出ない出ないと思っていた待望の<フランス編>が遂にシリーズ最終巻となってはつばい~~~!!
(解説によると、はやみねさんが本書のプロットを書いたノートを失くしちゃってたんだって、笑)
出るとは知らなかったので、先日本屋で目撃して「ふんがー!!」と掴んでレジまっしぐら。まさかこの時のゆきあやの行動が後で悲劇となって身に降り掛かるとわ。。。(後で語ります)


自分探しにフランスへ旅立った恭助を追いかけて、なんと今回は響子ちゃんが単身フランスへ!高校生が一体どうやってそんな旅費を・・と思うでしょうが、そこはまあそれ。それにまつわるエピソードも楽しいものが用意されてます。虹北商店街の映画バカ三人衆もちゃんとおバカに出演しますからお楽しみに^^;
本書の構成は日本編、フランス編と分かれていますが、メインはもちろんフランス編。
フランスはエクス=レ=バンで恐れられている”ムスティック”なる怪物は一体何者なのか・・?そして村人達の日本人客への疑惑や、ミリリットル家の人びとの個性豊かさ、いつになく物語はシリーズ上最高のスリルを持って展開します。
あと、響子ちゃんの想いは恭助に届くのか?
恭助を日本へ連れ戻す事は出来るのか?気になる事がいっぱい。

まあ、内容は未読の方の為端折りますが、自分は大変気に入りましたね。「うわあ!」てなぐあいにびっくりしました^^;はやみねさん読んでる時の自分ってほんと子供に還っているよう。。
何が好きかって、全く気付かなかったあの堂々とした伏線(笑)。いや、伏線よりももっといい言葉で迎えたい。稚気というのかなんというのか。はやみねさんって、これから大人になってたくさんの大人向けのミステリを読むであろう子供達のために、「あ、このトリックはやみねさんであったな」という思いをさせないよう、常に前を向いている感じがしますね。沢山読まれてないと出来ない事でもありますしね。


えー、ところで、昨日早朝、いつものように皆さんのブログを徘徊しておりましたら。
彰信さんのところにこんな情報が!!
『はやみねさん、大阪でサイン会~!!』

『なんだとー!!!』と、一人寝起きにパジャマで絶叫するゆきあや(横にいたねこびっくり)。
昼休みに色々検索し、紀○国屋「サイン会詳細はこちらへ」の電話番号をぴぽぱぽ!!がーん。紀○国屋でこの本を買った人しか参加出来ないようです。。。わぁん。
9/12(土)14:00~!!ゆきあやお休みの日である!これは天の配剤か日頃の行ないがいいのか!!←めでたい

しょうがないので、お取り置きをしてもらうことに。。。ははは、2冊^^;
というわけで、行って来ます!!一言くらいお話出来るかなあ。。。るん♪