すべてが猫になる

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ちょっと探偵してみませんか  (ねこ3.5匹)

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岡嶋二人著。講談社文庫。

25の謎であなたに挑戦する、鬼才岡嶋二人の傑作推理短編集。犯人はだれか、なぜ完全犯罪は破れたか、暗号やダイイング・メッセージの解読。「ちょっと考えてみて下さい」という文章が探偵ゲームの始まりです。南伸坊のイラスト入り、超短編ミステリー集。 (裏表紙引用)


おおー。こういうのは好きですねえ^^ショートショート25編なんですけど、すべて読者に対する推理ゲーム方式になっているのです。解答に行く前に、ヒントっぽいイラストが登場するわけですね。その間に、読者は真相を推理するために頑張るわけです。”読む前に中身をパラパラ見ないで下さい”と書いてありまして、もちろんゆきあやはパラパラしてみました(こら)。どうせ見たってゆきあやわかんないから大丈夫大丈夫はははは。ソブケンの「動かぬ証拠」みたいなのかな?と予想したのですが、違いました^^;(一つソレっぽいのがあったけど^^;)

ずばり言って、当てられたのは一つだけでした、けけけ。(「煙の出てきた日」)。
感想とか一つずつ述べてしまうとネタバレになってしまうので割愛しますが、だいだいどれも楽しめましたね。ショートショートなのに横溝ばりに家系図が凄そうなやつとか(笑)、そういうのに限って単純だったり。あと、こんな一発ネタものなのにいちいちキャラクターが立っているんです^^;名前とかも笑えるし、一瞬で読めるのに何時間も練られた作品ばかりなんだろうなあ^^
これを読んで、読む気のなかった岡嶋さんのゲームブック(つぁらとぅらのなんとか)読んでみる気になって来ましたよ^^

                             (218P/読書所要時間1:30)
                               あんま考えてなかっただろ↑