有川浩著。角川書店。
ある日、道ばたに落ちていた彼。「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか？咬みません。躾のできたよい子です」「―あらやだ。けっこういい男」楽しくて美味しい道草が、やがて二人の恋になる―。書き下ろし番外編に加え、イツキ特製“道草料理レシピ”も掲載。 （紹介文引用）
ふははは、サイン本ゲット（＾＾）ｖ
有川さん待望の新刊は、有川節本領発揮のベタ甘・胸キュン・ラブラブ純愛・長編小説。
表紙のラブリーラブリーさに加え、様々な雑草（という名前の植物はない＾＾）や草花の写真がカラーで掲載。巻末には雑草料理レシピつきと、なんとも贅沢な一冊となっております。
そうか、よく考えたらベタ甘系の有川さんの長編って初だったか。自衛隊も巨大なカニも出て来ないし
ちょっと新鮮だねえ。
一人暮らしのOL・さやかのマンションの前で行き倒れていたイケメン・イツキ。何を思ったか得体の知れない彼をイケメンという理由だけで家に連れ込んださやかにびっくり（笑）。本名も素性も明かさないイツキが実は料理が大の得意だと判明し、同居を申し出るさやか。
おいおいおいおい（笑）
いいねえ～、有川さん、派手にやってくれるねえ～～～＾＾
ま、そこは有川さんなので恋愛ものと言っても普通のわけがない。イツキが得意とするのはなんと「雑草料理」！！タンポポ、ツクシ、フキ、クレソン、スベリヒユ、ノビル、などなど天ぷらにしたり和え物にしたりパスタ（！）にしたりと、衝撃の献立が毎日続きます。これがまたおいしそうなんだもう。。。お腹ぐうぐう鳴りそうです。。料理もそうなんだけど、草を摘みに行く二人が凄く楽しそうでねえ＾＾これ読んだ人は絶対こういう作業に憧れるんじゃない？くさかんむりってレンゲとシロツメクサなら作った事あるけど、色々な花を混ぜるっていう発想はなかったなあ。豪華なの作りたかったよ～～～。
そして目が離せないのがイツキとさやかの恋愛。ま、有川さんなので全部わかってるんだけど（笑）。
イツキの事情もベタ中のベタなので本来なら鳥肌が立ちそうなもんですが、しっかり感動させてくれました＾＾ま、予定調和ってわかってても許せる唯一の作家さんだから＾＾
しかし、１０代か２０代前半の子にしか見えなかったんだよね、さやかは＾＾；年齢知ってショックだったです。なはは。
（３５１Ｐ／読書所要時間３：３０）
