すべてが猫になる

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鳥人計画  (ねこ3.4匹)

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東野圭吾著。角川文庫。

鳥人」として名を馳せた、日本ジャンプ界を担うエース・楡井が毒殺された。捜査が難航する中、警察に1通の手紙が届く。それは楡井のコーチ・峰岸が犯人であることを告げる密告状だった。警察に逮捕された峰岸は、留置場の中で推理する。「計画は完璧だった。俺を密告したのは誰だ?」。警察の捜査と峰岸の推理が進むうちに、恐るべき計画の存在が浮かび上がる……。精緻極まる伏線、二転三転する物語。東野ミステリの傑作長編。(裏表紙引用)


スキーをやった事がないんですよ。。。
高校の修学旅行=長野、というのがコッチでは定番なのですが、おいら私立だったので沖縄行ってパインチョコ買ってたし。。もちろん夏に海すら行かないおいらにスキーなんていうアウトドアな趣味があるはずもなし。行ったとしてもロッジで本読んでたりして^^;(昔甲子園に行って始終ゲームウォッチをしていた人間なのであり得る^^;)

というわけで、ちょっと苦戦しました、この作品。倒叙ものと言う事で東野さんにしては珍しい展開だな、と思いつつもジャンプにまつわる説明が多かったので、全くイメージ出来ず^^;もちろんストーリーにまつわるものばかりだったのですが、それでもジャンプ世界を描いた小説、という印象が拭えませんでした。登場人物も多過ぎて、誰がコーチで誰が刑事で誰が選手で、、と覚えるのが大変で^^;
楡井と峰岸と翔だけはすぐインプット出来たんですが。

ミステリとしての展開はなかなかで、意外な犯人、とか凄い動機、とかよりも過程を楽しめる作品でした。倒叙と思いきや(そうなんですが)、峰岸はすぐ逮捕されちゃうし。密告者の正体と、翔のレベルアップの謎が引っ張られる感じですかね。科学的で東野さんらしいのですが、ちょっとおいらはお手上げ。