乙一著。角川書店。
１２月のある土曜日、森野夜はひとり殺人現場へと向かった。記念写真を撮るためにーー
書き下ろし小説１００枚×新津保建秀の撮り下ろし写真で鮮やかに浮かびあがる、黒乙女の輪郭。乙一ＧOＴH６年ぶりの最新作！（帯引用）
ひえ～～、これで１６００円＾＾；；；
この本持ってかなり本屋うろうろしちゃったよ＾＾；桜庭さんの新刊買おうと思ってたんだけどやめてこっちにしちゃった。ゆきあやが買わなくてもアレは売れるのさ。。
短篇の内容はもちろんとても良かったです。殺人犯と、森野夜の不思議な出会いと、”彼”と犯人とのささやかな駆け引き。ちょっとした寸劇という趣きなのですが、雰囲気はやはり独特で、作品世界の匂いがしますね。写真のおかげでしょうかね、余計に情景や人物像（幽霊ぽさは抜群）が浮かび上がって来て。ただ、どうしても１作品しか入っていないので、この作品のモードに自分を切り替えるのが難しかったです。なんだか一瞬だけ夢を見ていたような気分なので。
しかし、写真が多い＾＾；好きな写真もあったのですが、どう考えてもこんなに枚数いらないだろ、と思える謎のぼやけ写真がたくさん載っていたので＾＾；写真家の方の意図を汲めない自分のせいなんでしょうが。。。。。。高いよ。。。。←結局それ
本格的な新刊が読みたいなあ。。。
