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少年名探偵 虹北恭助のハイスクール☆アドベンチャー  (ねこ3.7匹)

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はやみねかおる著。講談社ノベルス

あの少年名探偵・虹北恭助がまたまたまた帰ってきた!恋のライバル(?)から出された推理問題。姿が見えないストーカー。ミステリ研究会に残された暗号。突然、人が消える城。そして怪盗Xからの犯行予告。次々起きる謎に美少女高校生・野村響子をワトソン役に、虹北恭助の推理が冴える!はやみねかおるのミステリ魂がいっぱいの一冊!(あらすじ引用)


うーん、遂に終わりました、虹北恭助シリーズ。
なかなか子供向けらしい終わり方だし、意外だったかも。恭助の社会不適合者らしさや変人っぷりを思い返してみても、腑に落ちない悶々とした終わり方をするのでは、と思っていたので。よく考えたら1冊目では小学5年生だった恭助も、今や17歳ですもんね。IQが高いだけに、人と人との繋がりや愛する人の存在感、今まではそれが人より少し鈍感だったのかもしれません。

シリーズとしては、今回一番楽しめた気がする。ミステリ的要素というより、ギャグの部分が^^;
恭助をライバル視する沢田の人望のなさ(笑)、沢田の執事・赤城さんの「死語です」プラカード、
沢田に翻弄されるミステリ研究会達の笑える哀れさ^^;などなど、キャラ立ちで言えば一番だったんじゃないかなー。今回は出ないのかな、と思っていた虹北商店街・映画制作隊の迷惑な面々も最終話で登場したし^^;

そして恒例のはやみねさんによるあとがき。
「これが、シリーズ最終話です」と言う記述の後のページ、
「残るのは、恭助がミリリットル家と遭遇するフランスの古城事件だけ。」

まだあるんかい!!!^^;;;(いや、いいんだけど)