すべてが猫になる

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地球人類最後の事件  (ねこ1匹)

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浦賀和宏著。講談社ノベルス


世界中から見捨てられ、愛してくれる人などいない。孤独な高校生、八木剛士が持つ唯一の武器
ーーそれは敵弾にも倒れない不死身の力だった。この力をきっかけに出会った謎の美少女・
松浦純菜へ抱いた初めての恋心。しかし彼の激しい被害妄想によって二人の絆は修復不可能に
……。不幸のどん底に落とされた剛士を襲う、さらなる事件とは!?(裏表紙引用)



シリーズ第8弾である本作は、剛士のクラスメイト小田渚の一人称でスタートします。
彼女はミステリマニアである傍ら、音楽や映画に対しては自他共に認めるミーハーであるという
謎の経歴の持ち主です。

…………うざいねん。。本格ミステリの講釈も剛士へのぼろくそな評価もうざいねん。
何よりうざいのは友人・純菜に対して男性の趣味や風貌の欠点でしか優越感を持てない性格。
早く終われ。


そして第二章からはお待ちかね(?)剛士が登場。
なんかわけのわからないファンタジーネタ、意外にも続いてますよ。


うざい。


ここまでは予想の範囲内。放置するのかと思っていた数々のネタも僅かながら進展を見せて、
第8弾にして「これ2冊くらいでまとめられたのでは」という事実までも判明し、
まあでもそれぐらいなら時間の有意義さについて自分に問うぐらいで済んだ話。

最終章。


がぁ~~~~~~!!
やっちゃったやっちゃった。剛士やってもうた!!!!!!!
剛士とうとう数少ない読者全般を敵に回しました!!!
あいや~~~~。。。



というわけでいよいよ次回待望の(←本来とは違う意味で)最終巻。
浦賀氏が名作揃いの安藤シリーズを中断してまで何を書きたかったのか、とくと見せて
いただきましょう。。。