すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

ススキノ、ハーフボイルド  (ねこ2.5匹)

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東直己著。双葉文庫


松井省吾は高校3年生の受験生だ。夜のススキノで働く真麻という素敵な彼女もいる。客引きの
アキラさんや土建屋社長の千葉さんなど友人も増え、最近ようやくススキノが”自分の街”に
なってきたところだ。ーーー夏休みに入ったばかりのある日、クラスメイトの勝呂麗奈が覚醒剤
所持で警察に捕まった。暴力団の組長である森野という男と一緒だったらしい。なんとか助け
だそうとするクラスのおせっかい女子らの活動に、省吾はむりやり巻きこまれ……。(裏表紙引用)



『駆けてきた少女』でそれとなく登場した謎の高校生、松井省吾が今回は主役で登場。

なんだこのク○ガ○は……(ーー;)。。

「女は知的○害者だから、守ってやらないといけない可哀想な生き物」という台詞が
「そのお言葉、そっくりそのまま貴方にお返しします」という印象しか抱けないこの哀れさよ。
お勉強ばっかりしてるから喧嘩を売られても頭の中で毒づくことしか出来ない。
お金がないのでバーでの飲み代はすべてホステスの彼女持ち。
そのバカな女子高生に煽られて、我慢出来ずにノってしまうあんたはやっぱりただの
おぼっちゃま君だ。
しかも、それを全て自覚しているから腹が立つ。

私は年下のしっかりした男性は好きだがおむつのとれていないお子様にはたとえ小説であっても
用事はないのだ。以上。


<俺>が「スーツの白麻男」と呼ばれ少ししか登場しないのも不満。。

先走って、続編『後ろ傷』を予約してしまった事を一瞬後悔しましたが。
よもさん宅での情報によると、続編ではこの松井(呼び捨て)がコケにされまくるとか。
ひひひ。それは楽しみじゃ。。。(←悪趣味)