東野圭吾著。新潮文庫。
推理小説作家の裏側と苦悩をブラックユーモアで利かせた作家だらけの短編集、です。
(超税金対策殺人事件)
ほとんどギャグで占められており(^^;)。税金対策も大変だねえ、と哀れになりつつも
いくらなんでもスーパーのレシートはないよレシートは^^;。
(超理系殺人事件)
扉に「この小説が肌に合わない人は読み飛ばして下さい」との覚え書きあり^^;。
なんだなんだ?と思いきや、こりゃ駄目だわ^^;蘊蓄蘊蓄蘊蓄。。読み飛ばすぜ旦那!
風刺があるのかどうか解釈が難しいけれど、わたくしはちょっと気が楽になりました。
わかったフリはしんどいのよ。
(超犯人当て小説殺人事件)
これに出て来る作家がむかつきます^^;こんな作家さんいないですよねえ?
でも、代筆とかを揶揄してるとも思えないし。。
(超高齢化社会殺人事件)
若い人は本読まない、ってよく言われるけれど、特に大人の読書人口が多いとも思えないっす。
娯楽が増えたのは大人も一緒でしょー。
そういうわけで風刺としてはちと自分には弱い。面白い読み物として軽く楽しみました。
(超予告小説殺人事件)
このへんまで読んで来て、リアリティがあまりない事に気付く。
笑えばいいのかな?
(超長編小説殺人事件)
わはは、実際こういう事があるなら面白い世界ですけども。大作はともかく、長くて分厚い本って
自分なら敬遠しちゃいますけどねえ。。とりあえずコレは面白い。突き抜けたね。
(魔風館殺人事件<超最終回・ラスト5枚>)
なんだこりゃ(笑)。
(超読書機械殺人事件)
「ショヒックス」私も欲しくなって来た^^;自分はちゃんと読むけど、書評しにくい本とか
活用したくもあり。それじゃ意味ないか。
ほとんどラストの「長編」「読書機械」へ捧げる評価なんですけども。。
もうちょっと全編辛口なのかと思っていたんです、これ。
でも、ありえない設定にしてギャグに徹して伝える所は伝えて物語として描き切る、という
このスタイル。どのフィールドでも東野節は光るなあ、と読後微笑さえ浮かべるわたくしであった。