すべてが猫になる

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なつこ、孤島に囚われ。 (ねこ2.4匹)

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西澤保彦著。祥伝社文庫

異端の百合族作家・森奈津子は、見知らぬ女に拉致され、離れ小島に軟禁された。だが、意外にも
上機嫌だった。紺碧の海は美しく毛蟹は食べ放題で、まさしくパラダイス。彼女はこの島を
「ユリ島」、向かい側に見える島を「アニキ島」と名付け、誘拐を満喫していた。一週間後、
アニキ島で死体が発見された!妄想癖の強い奈津子は「とんでもない推理」を打ち立てるが……。
(裏表紙引用)


2006年、最後の記事(たぶん)がエロ本とは…………^^;
数日間この記事がトップに来るのか。。。ははは。。。こりゃ休んでられんぞ。
西澤さんは読破したい作家だが、エロ本どうしよう?ない事にしようか、、とシャットアウト
寸前で魔が差し図書館で借りてみる。うっかり普段見ない文庫コーナー覗いちゃったのが運のつき。
ていうか、これミステリーだったのか!
それならそうと言ってくれよ!(来年の抱負・あらすじを読まない性格を直そう)
エロ本だと思っていたけれど「エロミス」に格上げ。いや、別にエロ本なんていやらしい、と
かっこ付ける気は毛頭ないが、こういうギャグの入ったエロ本で誰が興奮します?^^;
それなら普通の耽美小説読んだ方が。。って年末にまで何を言わせるか。

実名で作家さんが登場するっていうのは結構楽しいですね。倉阪さんとか。
森奈津子さんは読んだ事がないのですが、やっぱ実在の人物をモデルにしているなあ、という
西澤さんの気の使い方?がちょっと面白い。モデルの方に喜んでもらえるような書き方になってて。

ミステリーとしてはまあ、、普通に西澤さんらしく理屈っぽいです。
無難に読める本だとは思いますが、小説に何か「凄いもの、高尚なもの」を求めている時は
避けた方がいいですね。