すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

予知夢 (ねこ3.7匹)

イメージ 1

東野圭吾著。文春文庫。

深夜、16歳の少女の部屋に男が侵入し、気がついた母親が猟銃を発砲した。とりおさえられた男は、
17年前に少女と結ばれる夢を見たと主張。その証拠は、男が小学4年生の時に書いた作文。
果たして偶然か、妄想か……。常識ではありえない事件を、天才物理学者・湯川が解明する。
人気連作ミステリー第2弾。(裏表紙引用)


やった!シリーズ読破!(3冊だもの)
順番がおかしいがまあいいとして。
読む本がなくなってしまったので休み時間にそそくさと本屋へ。「背の眼」で疲れた頭に
なにか軽くてハズさない本はないかな?困った時の東野圭吾、おおこれは薄い。ということで。
正解だったなあ~。特別熱中する程でもないけど、読みやすいし安心できるし。
第1弾「探偵ガリレオ」は理系蘊蓄がちょっと、、だった自分にはこれぐらいがちょうどいい。
3冊目だけに湯川さんにも親近感が持てるようになったし。

全体的にそつなくコンパクトでどれがどう良かった、ってんでもないけど
どれも面白い短編集、ってなかなかないもんで楽しかった。
そんな事普通するかぃ?というような女性の行動もあったがまあそこはご愛嬌。
実際天才物理学者にしかわからないような事なのか、そこそこ理系が得意であれば
わかる事なのかすらわからない理系音痴の自分なので。だけど一般の人にもわかるように
書く、ってやっぱ凄いんじゃないかしらとやっぱり今日も東野さんを褒めて終わる私であった。