すべてが猫になる

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上半期ゆきあやベストミステリ発表

6月も終わり、一年の半分を切りました。ということで、今年読んだミステリの

上半期ベスト5を挙げてみましょう。

1/1~6/30迄の期間で、読んだ本の総数147冊(再読含まず)。

目標よりは若干少ないけれどまあ結構読めた方ですね。147冊中、記事にしたものは

計114冊。記事にしなかった本は、「なんとなく」「ジャンルが…」「つまらなすぎ」

のいずれかが理由です。


第1位  『最悪』 奥田英朗 
   http://blogs.yahoo.co.jp/yukiaya1031jp/36147879.html
 あれだけ褒めておいて1位じゃなかったら嘘でしょう。文句なし、悩む余地なし。
 読みやすさ、手に汗握るスリルと次々襲いかかる展開の面白さ。感動の結末。完璧な1冊。
 これを超える本はきっと今年もうない。

第2位  『イン・ザ・プール』 奥田英朗
       http://blogs.yahoo.co.jp/yukiaya1031jp/31537913.html
 面白みのないランク付けだ^^;。一応、「1作家1作品」のつもりですが、これは
 シリーズ物だし、これを入れないと自分的にどうしても腑に落ちないのでご勘弁を。
 伊良部医師の登場は衝撃的すぎた。何度でも読み返したい。出会えて良かった。

第3位  『異邦の騎士』 島田荘司
       http://blogs.yahoo.co.jp/yukiaya1031jp/24569875.html
これ、説明いりますか?^^;誰がどう考えてもベスト1になるはずの素晴らしすぎる
作品ですが、好みでまさかの3位。伊良部には負けた。。しかし、5年後でも変わらず
面白さが損なわないのはこっちの方かもしれません。

第4位  『凍りのくじら』 辻村深月
      http://blogs.yahoo.co.jp/yukiaya1031jp/23449936.html
 最高の掘り出し物でした。小説としての完成度や、万人に届くものかどうかという点では
 疑問の余地がないこともないですが、こんなにドキドキして小説を読んだのが久しぶりで、
 時期が正解だった、ということで。大好きな1冊です。
  
第5位  『クライマーズ・ハイ』 横山秀夫
       http://blogs.yahoo.co.jp/yukiaya1031jp/38500059.html
 まだ興奮冷めやらぬ傑作小説。新聞記者のリアリティと、熱い人間ドラマは圧巻でした。

次点で、『ぼくのミステリな日常』若竹七海、『絡新婦の理』京極夏彦
『猫丸先輩の推測』倉知淳、『おかしなことを聞くね』ローレンス・ブロック
『十八の夏』光原百合、『夏期限定トロピカルパフェ事件米澤穂信
『黄金蝶ひとり』太田忠司


新開拓としてのベストは、『銀河列車の悲しみ』阿井渉介、『まどろむベイビーキッス』
小川勝己、『少女は踊る暗い腹の中踊る』岡崎隼人


今年前半は、どうも極端な「作家読み」をしてしまった気がします。新開拓も去年に比べて

少なかった。そのせいなのかどうか、去年は何分迷っても決めにくいほどに面白すぎる本を

たくさん読んだのですが、今年は突出したものが少なくすんなり決まりましたね。


後半の目標は、「集めてる作家の既出本(つまり積読本)を消化」

「海外作品の古典的傑作を重点的に」「島田荘司文庫読破」「東野圭吾文庫読破」

「海外SFの傑作を色々教えてくれ~」「面白い本があればご一報を」「毎日更新」

「3大奇書、どうしよう」「麻耶さん新刊まだ?」「森さんは出し過ぎじゃない?」

「歯ー磨けよ」「宿題やったか」 また明日~~~~~~~~~~~~☆  (ねこ5匹)