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コズミック 世紀末探偵神話 (ねこ3匹)

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清涼院流水著。第2回受賞作。

講談社ノベルスで「コズミック 世紀末探偵神話」として
発行されたものを、講談社文庫にて上下「流」「水」として分冊。本作と対をなしているという
「ジョーカー 旧約探偵神話」(文庫では「清」「涼」と分冊)もよろしく。
この4冊、通読して初めて浮かび上がる仕掛けが施されているという。
作者曰く、「コズミック 流」→「ジョーカー 清」→「ジョーカー 涼」→「コズミック 水」
つまり、「流と水」の中に「清と涼」をサンドイッチすれば「清涼IN流水」となって
理想的な読み方が出来るとの事。めんどくさいわ!!!!(怒)

メフィスト賞記事は、基本的にそれがその作家の初めて読む本、というセオリーが一応
私の中にあるのですが、本書は異例。彼の本読むの4作目ですから。なので、もうだいたい
どういう作家か、自分に合う合わないが分かっているので「コズミック」のみを読むという
ふつーの読み方しました。仕掛けを知らないままでも自分の人生に支障はないぜ!

では、「コズミック」の世界へ誘われた私の感想をダイジェストでお楽しみ下さい。

ぱらり。
(・・・「密室卿」からの犯罪予告。。ほう。。)
           ↓
平安神宮で衆人環視の中首を切られる!!おおおお。)
           ↓
(おおー、次々と不思議な密室殺人が。。面白いじゃない。いけるかも!うひょー)
           ↓
(ボウリングでナマ首がーー!!ぎゃーー!)
(この人、結構描写力あるんでない?意外とまともなのか?)
           ↓
(・・・ふうむ、次々とこれまた。。まさか1200人この調子が続くんじゃないだろうな。。)
           ↓
(ふ~ん。。) ←飽きて来ている
           ↓
(ふわぁ。。) ←眠い
           ↓
(まさかこれで終わるのか。。) ←イヤな予感がしている
           ↓
(お、JDC登場か。。これが噂の!ジョン・ディクスン・カーではないのが悲しい)
           ↓
(えーーーっ)
           ↓
(えええーーーっ。死ぬのかよ!!あっさり!!)
           ↓
(つ、続くのかーー!!これ1冊でお茶を濁すつもりが!)

※以後、「コズミック 水」突入。
(なるほど、「水」が解決編というわけね!やっと展開がすすむ~~^^) ←小躍り
           ↓
(ま、また続くの?)
           ↓
(もういいって。はいはい。)
           ↓
 ぱらぱら。。      ←流し読み   
           ↓
(ん、ほう、共通点。。おお、これはなかなかまともな謎解きじゃないの。)
           ↓
芭蕉がどうした?)←なげやり
           ↓
(へー)
           ↓
(ほー)
           ↓
(ふーん)
           ↓
(早く終わらないかな。。)←横にある森博嗣の本をチラ見
           ↓
(もうここまで来たら読んだ事にしていいんじゃないかな。。)←チラ見
           ↓
(でもここまで読んだしな。寝るな自分。ごくごく。)←こーひーおかわり
           ↓
(ほー、ほー、なるほど。)←流し読みに拍車がかかる
           ↓
(へえー。お、終わった!!)「コズミック 流 水」完。


こほん。
好きでも嫌いでもないし今まで読んだ彼の本の中では比較的読める方だった。
この存在感は確かに認めざるを得ないし独特だろうて。
しかしいかんせん私が読みたいのは物語であって読後何も残らないのは時間をムダに
消費した気持ちになる。それなのになぜ何冊も手を出してしまうのだろう。。

「なるほど。で、ゆきあやさん。次の「ジョーカー」も読まれるおつもりで?」

「冗談じゃありません。」