幻冬舎文庫。
晴れて大学に入学した大三郎・クイーン青年。
彼は、「あなたも信じてみませんかー。地球が平面であることを。」と銘打たれた
新入生勧誘サークルの広告を見る。
怪しみながらも、友人の笠木を誘って説明会に赴く大三郎。
三人しかいない委員会、常軌を逸したメンバーに引きはするものの、委員長である
宮里真希の美しさには惹かれてしまう。
委員会の熱心な勧誘から逃れようとする大三郎だが、身の周りで放火、盗難、
殺人と、不可解な事件が相次ぐようになった。
「天才作家が妖しい世界を紡ぎ出す推理サスペンス」だとよ^^;。
(いや、別にいいんですけど。。ぶつぶつ。。。)
よもさん、さえさん、ごめんなさい。
非常に申し上げにくいのですが。。。私、これ好きですよ^^;
序盤こそアイタタな設定、キャラに頭を抱えたものの、
展開が常に意外な方向へ向かうので面白かったです。
浦賀氏に求めていたものとは種類も違うし、清涼院から引用してるし、
ミステリとしてもまるでなっちゃいませんが。
マニアックなネタは健在だし、この真相も浦賀らしいというか、ばかばかしくて
笑えました。(笑えてどうする)
ただ、三十路を過ぎたいい大人(私)が読む本かどうかは十分疑わしいです。