すべてが猫になる

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QED 憂曇華の時  (ねこ3.7匹)

高田崇史著。講談社文庫。

安曇野穂高天祖神社の夏祭り直前に神楽衆の舞い手が怪死する。遺体の耳は削がれ、「S」の血文字が残されていた。数日後、二人目の被害者が。鵜飼見物に石和を訪れていた桑原崇と棚旗奈々は、友人・小松崎からの電話で事件に巻き込まれる。古代海人・安曇族が移住したという地で起きた哀しい事件の因果。(裏表紙引用)
 
QEDシリーズ第21弾。たぶん。
 
このシリーズ、タタルと奈々ちゃんが結婚でもしない限りこれ以外の点数付けようがないというかなんというか。相変わらずタタルの薀蓄はどこまでも凄まじく、事件のほうは付け足し感ばりばり。今回は女系天皇の話や地名人名の字の置き換えなど、まあまあ興味を持てるものをテーマにしていたのでマシだったかな。。分からないところは分からないが。事件のほうは昭和の2時間サスペンスみたいな内容で苦笑。
 
しかし、この2人はやっぱり付き合ってるの?付き合ってないの?奈々ちゃんがタタルの手を握るシーンがあったけど。。タタルも次の旅、奈々ちゃんを普通に当たり前に誘ってるし。奈々ちゃんが一回ハッキリ聞けばしまいだと思うんだけどなあ。でも「いいかね奈々くん、男女の交際というものは日本書紀によると…」とかうだうだ話逸らして語られそうだな。。