すべてが猫になる

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桃色トワイライト  (ねこ3.8匹)

三浦しをん著。新潮文庫

生まれて初めての合コンで『新選組! 』を語る、クリスマスイブに実家でイモの天ぷらを食す、非常にモテる男友だちの失恋話に相槌を打つ――思わず自分でツッコミを入れてしまう微妙さに懊悩しつつ、それでもなぜか追求してしまう残念な感じ。異様にキャラ立ちした家族や友人に囲まれ、若き作家は今日もいろいろ常軌を逸脱中。爆笑と共感がこみ上げる、大人気エッセイシリーズ!(裏表紙引用)
 
続けて読みますしをんさんのエッセイ。
今作はタイトルからして面白いね、意味のわからないありがちな少女マンガのタイトル風、だって。
あまりの面白すぎるお人柄に、ついしをんさんの画像を検索してしまった。お若い頃の姿はTVで拝見したことあるのだけど。お仕事用写真とはいえ清楚なビジュアルの方で、とてもこんなぶっ飛び生活をしている方とは思えない。。弟くんともなんだかんだ仲良しよね、家を行き来するぐらいだし。ロードオブザリングとかオダギリジョーとかバクチクとか新選組とか全然自分とは噛み合わないセンスなのだけど、2.5次元をここまで愛せる気持ちは理解できなくもない。と言っておこう。しをんさんが「白泉社」派?だったことは納得。私の周りには、「花とゆめ」読んでる子はあまりいなかったからなあ。みんな「りぼん」や「月刊マーガレット」だった。なぜヒットしてるのかわからない「エセなオシャレ感出してるだけの貧乏上京物語」って、ひょっとして「NANA」…?
 
まあさておき「物陰カフェ」とか面白すぎるタクシーの運転手とか色々と今回も笑えたなー。それにしても、オダギリジョーに会えるチャンスを断ったしをんさん、可愛いよなあ。まあ、ほんとに好きな人には会いたくないよね。