すべてが猫になる

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変な家  (ねこ2匹)

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雨穴著。飛鳥新社

話題騒然!! 2020年、ウェブサイトで166万PVを記録 YouTubeではなんと900万回以上再生! あの「【不動産ミステリー】変な家」には さらなる続きがあった!! 謎の空間、二重扉、窓のない子供部屋—— 間取りの謎をたどった先に見た、 「事実」とは!? 知人が購入を検討している都内の中古一軒家。 開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、 間取り図に「謎の空間」が存在していた。 知り合いの設計士にその間取り図を見せると、 この家は、そこかしこに「奇妙な違和感」が 存在すると言う。 間取りの謎をたどった先に見たものとは……。 不可解な間取りの真相は!? 突如消えた「元住人」は一体何者!? 本書で全ての謎が解き明かされる!(紹介文引用)
 
YouTube小説初体験。
旦那と雑貨屋のちょっと怖い系本のコーナーを見ていたら、この本が猛プッシュされていたので「ああ、何か話題になっている本だな。。」と手に取った。本を読まない旦那が珍しく食いついたので「買ったら読む?」「読む!」という流れになり、ジュンク堂に移動して購入。
 
で、先に旦那が読み終わったのだが、、。大変お怒りのご様子(笑)。「これはヨメもダメだと思う」と言われ、まあそれならと変な期待もせずに読んでみた。
 
まあ、その・・・・・。
ちゃんとした作家さんではないので・・・。
ケータイ小説だと思えばまあ、その・・・・。
文章がかなりアレなのも、ページ稼ぎなのか同じ間取りが何度も何度もページいっぱいに出てくるのも、出てくる人びとに全く人間味がないのも、まあ・・・。「こういうもの」だと思えば・・・ははは。。
ミステリ的トリックはまあ、バカミスにもこういうのあるし、そこはこういうのもアリかという感じ。窓のない子ども部屋や謎の空間、二重扉(こんな家そもそも建ててもらえるのだろうか)などなど、奇妙なつくりの家に対する不気味さもそこそこあるので、第三章くらいまでは「一体どういうことなんだろう?何がこの家族に起きたんだろう?と興味を持って読めないこともなかった。しかし家族にまつわる〇〇の呪いみたいなものが出てきた時点でギブアップ(読みきったけど)。ツッコミどころ満載。本を投げつけたくなった。。いや、別にそういうお話でもいいのよ?でも文章があまりにも、、それを納得させられる背景とか人物描写とか表現とか資料とか、、いやもう、普段自分が読んでいる巷の作家さんってやっぱりすごいんだな、という再確認になったわいなー。
 
1時間ちょっとで読めるので、暇つぶしやネタとして読むにはいいと思う。