古書店にあった「絶対に弾いてはならない!」と記された謎の楽譜。その旋律をピアノで奏でた高校生を襲う戦慄の出来事とは。TVドラマ化された表題作をはじめ、世にも奇妙な5つの物語を収録。美しくも切ない世界が一瞬にして変わる結末、心ざわつく余韻。これぞミステリの醍醐味。〈『千年図書館』を改題〉 (裏表紙引用)
「千年図書館」の改題。もとのタイトルの方が良かったのにー、と思っていたら、表題作は「世にも奇妙な物語」でドラマ化したらしい。なるほど。
「見返り谷から呼ぶ声」
死の洞窟から帰る時には振り返ってはいけないーー。そんな言い伝えのある北海道東部のある村で、中学生の女子が洞窟で目撃された。少年と少女の切なくちょっぴり怖いファンタジー。
「千年図書館」
村で凶兆が出るたびに図書館に司書として捧げられる風習。ラストのイラストの意味がさっぱり分からず検索した。。怖いよね。
「今夜の月はしましま模様?」
大学生佳月のラジオが音楽生命体に乗っ取られてしまった。共存か侵略か。SFミステリ?異星人ラジーとの会話が漫才のようで面白かった。暗号や推理やら、人間と異星人で協力して謎を解こうとするあたりなど。密室殺人が出てくるとは。。
「終末硝子」
「さかさま少女のためのピアノソナタ」
絶対に弾いてはいけないという楽譜。それを演奏した男子高校生に起きた現象とは。
音楽モノだし、映像もイメージしやすいかも。確かに「世にも」でやりそうな内容。
以上。