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特捜班危機一髪 警視庁特捜班ドットジェイピー (ねこ3.5匹)

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我孫子武丸著。光文社。

警視庁の人寄せパンダと思われたドットジェイピーだが、ひょんなことから誘拐事件を解決し、一躍世間の脚光を浴びる。だが、その人気を快く思わない人物がひとり―ドットジェイピーに公衆の面前で恥ずかしい姿をさらされた篠原都知事だ。都知事はドットジェイピーの人気を失墜させ、解散に追い込もうと作戦を練る。そして新メンバーと称した刺客に、優秀な兄妹警官を送り込むが…。(紹介文引用)
 
第二弾、出てたのか…。もうここまで来たら文庫は出ないんだろうな。。前作の内容もキャラも全く覚えていないのだが前回何があったかが簡潔に描かれているのでここから読んでもそう困ることはないかと。デジタルブラックとかソルジャーブルーとか全然記憶にないぞ(命名がなんだか…お寒い…)。
 
内容はと言えば、完全にギャグに走っていてほぼマンガ。神・喜国雅彦氏のイラストが挿入されているのでイメージはしやすいかなー。昭和っぽい我孫子さんの作風にぴったり合っているかも。ビューティパープルの香蓮がいかに腐女子かっていうことに的を絞った話だった気もする…が、新メンバーのクイックシルバーとレインゴールドとオリジナルメンバーらの仲がどんどん良くなっていくのが嬉しい。憎き都痴痔(都知事)篠原も懲りないなしかし。。
 
まあ軽く読む分には問題なし、楽しい戦隊警察ものかと。こないだ読んだ「修羅の家」との作風のギャップが激しすぎてどんだけ幅広いんだと感心しつつ。ただまあ、誰のことか分からなくなるので1人のキャラクターでホワイト、綾、早峰巡査と呼び名をコロコロ変えるのはやめて欲しい。。統一して。あとオジサン作家のエロギャグは本当に読んでて痛々しいぞ。