すべてが猫になる

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ツキマトウ 警視庁ストーカー対策室ゼロ係  (ねこ3.7匹)

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真梨幸子著。角川文庫。

ストーキングとは、一方的に対象に執着する“つきまとい”行為。「相手に近づきたい」という、誰もが持ちうる願望が想像の域を超えたとき、気づけばそれは犯罪に!全国模試1位の女子の正体が気になって仕方ない優等生、熱心なファンから指輪を受け取ってしまったご当地アイドル…甘い誘惑に心揺らぎ、一歩踏み出してしまった者から愛憎の底なし沼に落ちてゆく。一気読み必至、イヤミスの旗手が放つ戦慄のストーカー小説。(裏表紙引用)
 
真梨さん文庫新刊。最近立て続けに出るね。
 
いつもの真梨さんらしい、登場人物がたくさん&誰が誰だかわからなくなるややこしイヤミス。毎回メモを取らないとわからなくなるのだが、今回は途中で放棄した。。もう誰でもいいわ。。
 
警視庁ストーカー対策室の橋本結花と二宮隆が担当してストーカー被害にあった人々の話を聞くのだが、聞いているうちに誰の供述だかわからなくなったり、誰が誰を殺したのかわからなくなったり。名前がカタカナで出てきたらたいてい2人いるので身構えていたら、今回はそれじゃなかったり。。よく毎回似たような話で違うパターン思いつくなあと感心しきり。登場人物の暴走ぶりも凄い。ファンに金の無心をする人気漫画家だのリベンジポルノだのアイドルへの妄想が過ぎて犯罪に走るだの同級生を脅して1000万円だの。。もちろんその人がそのままそういう人だというパターンだけじゃないので、出てくる人はどんなチョイ役でも疑わないといけない。
 
和製レクター博士がなんだかおかしかったな。。なぜ読みながらこんなにイヤな気分にならなきゃいけないのだろう?と思いつつ毎回読んでしまう。。