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これは経費で落ちません!3 ~経理部の森若さん~  (ねこ3.8匹)

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青木祐子著。集英社オレンジ文庫

森若沙名子、28歳。経理一筋6年目。仕事とプライベートはきっちり分けたいと思っている。そんな沙名子に、広報課の室田千晶が相談があると言ってきた。千晶は化粧品会社から転職してきた契約社員で、好感が持てるいい子だ。千晶が来てからは、ショールームも飾り付けられ来客も増えた。しかし彼女は、社内で浮いている。一部女子社員からは嫌われてさえいて……?(裏表紙引用)
 
シリーズ第3弾。なんかもう7巻くらいまで出てるようですな。ハマったらやめられないのか、3巻目に来てもまだまだ面白いから凄いなと思ったり。今回もクールでパーフェクトの森若さんが社内で起きた問題を解決しちゃいます。
 
「第一話 これは経費で落としてください!」
ショールーム担当の契約社員、千晶はとても気が利くし愛想も良くてやる気のある女子。だが彼女が他部署に差し入れしたお菓子のメッセージに悪意ある落書きが。。
うわあ。。他人の嫉妬も醜いけれど、本人は本人でクセがあるんだね。書かれていた言葉はあながち間違いじゃないんだな。。悪い子とは思わないけど、今流行りの「あざと女子」ってやつなんだろうな。願いが叶うといいが。
 
「第二話 逃げるなよ?絶対に逃げるなよ?」
自分のミスがバレそうになったら必ず親が交通事故に遭ったり自分が体調不良になって休む営業部の馬垣。ていうか、ほんとにこんな子どもみたいな社会人いるの?クビにしたいけどできないギリギリのセンだし、他の社員の苦労がしのばれる。。しかし対照的に仕事のできる営業部エース山崎、こいつはこいつで好きじゃないわ。陰湿だよね。悪いのは馬垣だけど。。
 
「第三話 おまえが担当なんだから、責任もって原因を探せよ!」
沙名子の彼氏、太陽が主人公のお話。合同企画パラカフェのクリスマスツリーが倒れて大惨事に!犯人をメールだけですぐ見破る沙名子さん、名探偵みたいになってるけど…笑。これはあんま人の心理とか関係ないから面白くはなかったかな。むしろほのぼのというか。しかしめんどくさい性格の社員多すぎないか。
 
「第四話 困ったなー。仕事もらえるなら、貸してあげてもいいけど?」
沙名子がレンタルショップで偶然聞いてしまったのは、総務の由香利が取引先のマナー講師に借金を申し込んでいる内容だった。明らかに怪しい稟議書を持ち込んできた由香利に直談判を試みたがそこには意外な真相が…。こわ!マナー講師、こわ!!関わりたくね~~~。評判が悪いっていうのがもうダサいし。。とりあえず一話の落書きしたやつが判明。
 
「エピローグ ~聖夜の真夕ちゃん~」
真夕ちゃんとかそういうことより…。経理部になんかすごいの来たぞ!これは楽しみ。きっついなあ~波乱の幕開けですなー。楽しみ。
 
 
以上。太陽と沙名子さんの交際は順調のようでなにより。完璧だった自分の生活が崩れていく、好きなDVDも観れないしサンマは塩焼きにできない、これが恋愛なのかと悩むくせになんだかんだ幸せそうな沙名子さん。お似合いなのかもねえ。洗いにくい猫のマグカップ、大事にしなさいよ。