奈良・初瀬川沿いのマンションで起こった、密室殺人事件。その一週間前に橿原神宮で起こった、ひき逃げ事件。どちらの現場にも、「出雲神流」という古の忍び集団の紋様が残されていた。事件の真相は?そして、奈良に「出雲」という地名が数多く残されている理由は?古代出雲の起源が、今、解き明かされる。（裏表紙引用）
QEDシリーズ第１６弾。今回は出雲旅～。
熊つ崎の計らいで、サプライズ登場の奈々ちゃん。戸惑うタタルが可愛い。二人旅に誘ったりするし、なんと、なんと、ついに奈々ちゃんとタタルが腕を組んで歩きます！ふごー！もう今回はそれだけでごちそうさま感がいっぱい。事件とかどうでもいい。。。というふざけた読者状態。いや、出雲神流を絡めた連続殺人事件も結構お腹いっぱいなんだけども。人間関係が今回複雑すぎたかなあ。。その割にたいした真相でも…いやゴホゴホ。。歴史ってなんでも人間の醜さが絡んでいるもんなんだなあ。神社も好きで旅行があると必ず組み込むけど、もっと色々知っていたほうがいいんだろうね。今までで一番エグい歴史だったかも。サラっと書かれていたけれど。
そしてオマケの短篇入り。これは先の事件の９年後らしい。結構タタルもおっさん。奈々ちゃんとの関係についてはなーんも書かれていなかったけれど、熊つ崎の人生には大きな変化があったもよう。タタルの友情がいいね。
