すべてが猫になる

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クラスルーム  (ねこ3.5匹)

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折原一著。講談社文庫。

栗橋北中三年B組は恐怖に支配されていた。竹刀を手離さない暴力教師桜木慎二。優等生とワルとが手を組んで、夏の夜、桜木を懲らしめようと呼び出した同じ教室で、十年後、夜のクラス会が開かれるという。だが案内状の差出人長谷川達彦を知るものはいない。苦い思い出の校舎で、明かされる驚くべき真相とは!?(裏表紙引用)
20.9.11投稿。
 
「タイムカプセル」と対になっている作品。読んでいなくても問題なし。
 
う~ん。こっちもあんまりかなあ。。「~者」シリーズなどにあるような、折原作品独特のキャラクターそれぞれの不気味さ、得体の知れなさがあまりない。登場人物全員がどこか倫理観が欠如しているので、不快さも大きい。よりによって教師だしなあ。生徒たち(10年後の)の人物造形も非現実的だし(男言葉の女性とか)。そもそも同窓会ネタでそれだけいくつもパターンができるわけないんだな。
 
正体のわからない長谷川龍彦の正体や、真犯人の意外性はあったかも(リアリティはともかく)。うーん、あんま書くことない。。すいません。