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タイムカプセル  (ねこ3.5匹)

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折原一著。講談社文庫。

栗橋北中三年A組の有志八人が埋めたタイムカプセル。誰も会ったことのない不登校の不破勇の小説も中にあった。十年後、メンバーたちに「選ばれ死君たち」宛の不気味な案内状が届く。卒業式に出られなかった綾香は当時のメンバーと会うが、ある言葉を聞くと、なぜか誰もが口を閉ざす。そして開封の日が訪れる。(裏表紙引用)
 
20.9.8投稿。
 
ジュブナイルだそうな。
 
う~ん、面白そうに見えたのだが…この作品は内容も仕掛けもイマイチだったかなあ。。タイムカプセルを埋める生徒がクラスで8人(内2人は登校拒否児)っていうの有り得るのかなってのが…。10年後ってのもあまり感動ないよね(私も中学生の時埋めたことがあって、確かに10年後とかだったと思う。掘り出しの時には欠席して友だちが私のを預かったんだけど未だに受け取ってないわ。。)。でも20年後よりいいのかもしれない。25歳だったらまだ皆人生の結果出てないもんね、会いやすいかも。登校拒否児が2人いるのでそれで複雑にしてるのかな。10年後、カメラマンや編集者になってるのも都合がいい感じだし、中学時代の相思相愛の生徒同士が10年後まだ同じ思いってとこも夢見てる感じだし。。って文句ばっか書いてるな。。いや期待値が高いからなんだけど。
 
今作はホラーテイストの作品として付き合ったほうがいいかもしれない。それぐらい展開や真相が有り得ない。そしてコワイ。。