すべてが猫になる

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学園祭の悪魔 (ねこ3.9匹)

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講談社ノベルス


安藤直樹シリーズ。
久々?に、堂々とそう言える作品でした。

主人公は女子高生。彼女は学園祭で、ソリの合わないクラスメイト、穂波の彼氏として
安藤直樹と出会う。
首無し殺人事件、連続殺犬事件とからみあい、彼女は独特の雰囲気を持つ安藤に惹かれ、
同時に穂波に対する敵対心を強めて行く。
「名探偵」安藤は、事件を解決してくれるのかーーー。


すっかり安藤君ファンとなった私ですので、(自他共に認めるストイックキャラフェチ)
出だしから安藤君が登場しまくるこの作品は鼻息荒く読みました。
名台詞、「自制しろ」で登場した途端、「出たーーー!!!」と発狂。あとは一気読みです。
ああ、穂波さんがうらやましい。。

語り手である女子高生がとんでもなく苦手なタイプ。
共感どころか反感しか持てず。(男の趣味は一緒ですが^^;)


えーーと、おほん。それでですね、本作の結末ですが、そのう。。。。。。
おったまげました。目を疑いました。浦賀氏の正気を疑いました。
本作は、はっきり言いましてストーリーの軸となっている事件はどうでもいいんじゃないでしょうか。
本シリーズを追っていない方には気分の悪いというかただのグロ世界なんで
一番お勧めしたくない作品ですね。
しかし、浦賀さん。今まで温めてきた主要キャラをここまで壊しますか。。。。


その要素さえ除けば、「名探偵」の真の意味など読み応えがあったのではないかしら。


うーん、そろそろ浦賀ファンであることを隠したくなってきたぞ。