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四季 秋  (ねこ4匹)

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森博嗣著。講談社文庫。

妃真加島で再び起きた殺人事件。その後、姿を消した四季を人は様々に噂した。現場に居合わせた西之園萌絵は、不在の四季の存在を、意識せずにはいられなかった……。犀川助教授が読み解いたメッセージに導かれ、二人は今1度、彼女との接触を試みる。四季の知られざる一面を鮮やかに描く、感動の第3弾。(裏表紙引用)


※もう何を書けばネタバレになるのかがわからない(ーー;)
 本シリーズ及び森シリーズ未読の方は以下ご注意下さい。↓














私はミステリとしての謎と真賀田四季本人にはそれほど興味を持って読んでおりません。S&MとVの登場人物のリンクと人間関係の推移、彼らの過去以外は全くもってどうでもよろしい。かと言って、次々明らかとなる謎の真相、過去作品からの伏線探しに労力を使っているわけでもございません。
単に、林の本名とか。ヘっ君が犀川とか。儀同さんは七夏の娘とか。あのシーンのあの人は誰誰だったのか!とか。いやいやいや、もっと簡単に言いましょう。『誰と誰がくっつくのか』が私の1番の楽しみポイント。つまり犀川と萌絵は結婚するの!?とか!紅子さんと林はどうなるの!?とか!だからですね、犀川さんが萌絵に指輪をあげたりとかっ、そういう週刊実話的な話題に1番楽しみを見いだしているのですっ。保呂草さんと各務亜樹良ってそういう関係だったのね。知らなかった。あと萌絵と紅子さんの「ご挨拶」にコーフン。

という訳で、だからこれが1番面白かった。
四季があまり表立って出て来なかった気がするけども、萌絵が四季に嫉妬するその感情が痛いくらい伝わって来てやるせなかったです。犀川さんって、そこまで賢かったとは
知らなかったし^^;、萌絵を代替にしているだなんて、絶対そんな事はないと思うんだけど。。

それにしても、『ホシヒューマン?誰ですそれ』には笑った。。