二階堂黎人&くろけん著。光文社カッパ・ノベルス。
合作です。
オーストラリアの日本語学校の生徒ら15名は、スキー目的で千年岳に向かう。
そこでは、奇怪なタイムスリップ現象<ワームホール>の噂で持ち切りだった。
やがて、グループはスキー中、コースを外れて<ワームホール>が存在するという
場所へ辿り着いてしまう。そして不可解な事件が発生。不審な山小屋を発見した
一行は、未来を予言した不気味な手帳を発見する。そして殺人事件が次々と発生しーー。
殺人者・Xとは何者なのか?
こういうの大好きなので、楽しかったです。
しかし、ページ数の都合なのか、詰め込んでるわりに奥が浅いかも。。。変なけなし方ですが、
期待通りにしかならないんですよね。欲深な自分としては、もう少し意外性も
欲しかったし、設定だけを説明している小説になってたのが残念かなあ。。
実は、綾辻氏の某代表作とかぶったものを感じて読んだので、
ふははは、騙されなかったですよわたし(えへん)。
かと言って、犯人を名指しできなかったんですが。
これって、どこがどっちの担当なのかしらん。
個人的には、文章が二階堂さんで、トリックなどはくろけんかなあ、と思ったのですが。。。
あ、あと、キラーエックスのイラストがかわいくない(笑)