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銀河ヒッチハイク・ガイド/The Hitchhiker's Guide to the Galaxy (ねこ3匹)

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ダグラス・アダムス著。安原和見訳。河出文庫

 

銀河バイパス建設のため、ある日突然、地球が消滅。どこをとっても平凡な英国人アーサー・デントは、最後の生き残りとなる。アーサーは、たまたま地球に居た宇宙人フォードと、宇宙でヒッチハイクをするハメに。必要なのは、タオルと“ガイド”―。シュールでブラック、途方もなくばかばかしいSFコメディ大傑作。(裏表紙引用)

 

 

初読みダグラス・アダムス。コメディSFというものを初めて読んだが、読みやすく軽妙、ユーモアもきいていて風刺的な要素もあって面白いもんだなと思う。地球最後の生き残り・アーサーが自宅の前でブルドーザーを阻止しようと子どもみたいにジタバタしたり、宇宙人とコンビを組んで、ヒッチハイク・ガイドとなぜかタオル必須に宇宙ヒッチハイクに出たり。宇宙に漂うクジラのくだりなどは最高にバカバカしいし、スラーティバートファーストとか銀河ドンガラガッタンとか(名前違うと思うけどこんな感じ^^;)、名前もいちいちギャグになっている。文章はネタばっかりだし。

 

まあネタばかりという訳ではなくて、ヒッチハイクして出会ったちょい鬱病のコンピューターとか(笑)、地球が生まれた秘密は実はこうだったとか、キャラクターの面白さと展開の意外さで最後まで読ませてくれる。続編前提の終わり方も微笑ましい。

 

英ガーディアン紙が選ぶ必読1000冊の1冊のようだが(読後知った)、ちょっと、でも、私には合わなかったかなー^^;コメディ苦手なもので(読むなよ。。。)数字がやたら多いし。(ウソっぽいが。SFでウソはありなの?「正しさよりも楽しさ」と描いてあったのが真理かな)映画にもなっているようなのだが、映像なら私にも楽しめそう。