すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

レヴォリューションNO.0  (ねこ3.8匹)

 

停学明けの一週間ぶりの学校で、僕らを待っていたのは、「第一学年団体訓練開催のお知らせ」だった…。ザ・ゾンビーズ結成前夜を描く、シリーズ、完結編。


ひぃ。完結編・・・(TOT)。。。

 

しかも、ヒロシがいる~~ヒロシがいるよ~~~(TOT)。。


ということで、ゾンビーズ・シリーズ第4弾。てか、薄いなオイ。本書はゾンビーズ結成前のお話ということで、「誰かのために」ではなく「自分たちのために」行動を起こす内容。元々ゾンビーズは親友というところから始まっているので、「あは~相変わらず楽しそうだなこの子たちは」とホッコリしながら入り始めるのがよろし。山下くんはやっぱり山下くんだった(笑)。あの「犬神家」事件が今だに忘れられないわたし(笑)。

 

偏差値42の落ちこぼれ高校で、周りの環境、自分の不甲斐なさすべてを「しょうがない」と諦めていた
少年たちが這い上がっていく物語はとても感動的。学校がなぜこうも大量の新入生を受け入れたのか、その真相を知ってしまった彼ら。そして理不尽な教師たちの暴力を超えた虐待。ほんと、大人って最低!と大人の自分がつぶやいてみる。まだ10代で、勉強が出来ないからって勝手に大人が能力の限界決めんなよ。がんばれゾンビーズ。権力を持つ父親の「保険」を引け目に感じている主人公の迷いと決断もとても立派だ!友達っていいなあ。若いっていいなあ。よよよよ。。


・・・と感動しているうち、あっという間に終わってしまった。ああ、ああ、こうやってあの伝説のストーリーに繋がって行くんだねえ(><。)。自分たちが1つ「何か」を越えたから、あの未来があったんだねえ。これから辛いことも待っているのは知っているけれど、またここに戻ってこれる、読者にとってそういう作品でもあると思う。興味を持ってくれた人はぜひ「レヴォリューションNO.3」からどうぞ^^
時系列ではこれが最初だけれど、本書は最後に読んで欲しいな。