すべてが猫になる

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ホワイトクロウ  (ねこ3.7匹)

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加藤実秋著。創元推理文庫

ホストたちの要望から、大幅改装を図ることになったclub indigo。ある伝手で、有名インテリアデザイナーに内装を手がけてもらうことに。工事期間中の仮店舗探しに晶が奔走する中、ジョン太、アレックス、犬マンはプライベートで事件に巻き込まれてしまう。一方、店の工事はいっこうに進まず、さらにトラブルの臭いが…。若者の“いま”を活き活きと描く、好評シリーズ第3弾。(裏表紙引用)


加藤さんの<インディゴの夜>シリーズ第3弾~。もう文庫化です。既出の2冊が売れてるんだろうなあ。。ミステリ・フロンティアは売れた本優先で文庫になるらしい。三津田さ~ん^^;;
というわけでテレビドラマになりましたね~。平日の昼という社会人にとって殺人的な時間に放映しておりました。先月、休日にテレビをつけたらちょうどそれがやっていて驚き。犬マンがいるよ。。。ジョン太がいるよ。。。晶さん役の森口瑤子さんがなかなかはまっていた気が。

今回も連作短編集。4編収録。club indigoが改装中なので、仮店舗(タイ料理屋^^;)で営業中ということで。だがしかし、でもしかし、今回は特にお客さんも絡まないし事件がホストクラブに関連するものがほとんどない^^;ジョン太が馴染みになっている商店街で起きたグラフィティアート事件とか、ポンサックが所属するジムの会長がヤクザに拉致された事件とか。。。

どの作品も水準並みに面白いが、この3作目に来てまだ同じことを言おう。晶さんがまったく存在感も個性もない。ホストたちはやはり源氏名と髪型、ファッションだけが奇抜で見分けがつかない。アレックスとポンサックだけはさすがに分かるが。

しかし、長丁場になりそうですね、このシリーズ。第4弾の予告がありました。なんだかんだ言って、「わ~い^^」。


(254P/読書所要時間2:00)