すべてが猫になる

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武士道セブンティーン  (ねこ3.8匹)

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誉田哲也著。文藝春秋

早苗は成績重視・結果主義の剣道強豪高へ、香織は個人主義から部に忠義を尽くし始める。ふたりの武士道の時代(研究中)が幕を開けた―。新進気鋭が放つ痛快・青春エンターテインメント、正面打ち二本目。 (あらすじ引用)


楽しみにしていた誉田さんの武士道うんちゃらシリーズ、第2弾です(^^にこにこ)。
いやいや、いいですね!前回よりもっといいですよ!!
試合シーンが前回よりもさらに多かったので頭で映像化するのに忙しかったですが(ほら、経験ないしさ)、今回はさらにシリーズのテーマである「武士道とはなにか」により突っ込んだ内容となっております。本や人生の先輩から学んだ言葉をそのまま鵜呑みにするのではなくて(前回はそんな感じだった)、実践し本当の意味で”わかる”という事。やはりそれが大事です。

早苗と離れてしまった香織がなんだか寂しいのに強がってばかりで、でもだんだん素直さが出て来て、可愛くなって来たのでは^^余談ですが、今回一番驚いたシーンは「意外に思われるかもしれないが、私は色白だ」というくだりです(笑)ごめんね香織ちゃん、てっきり・・。ぷぷ。

さておき、まあ自分には向いていないのは読めば読む程実感出来る競技なのだけど、勝利でもなく暴力でもない(それはわかってるけど^^;)、という奥の深い剣道の世界には感心するばかりでした。特に、「最初の礼っていうのは、偉そうに上段に構えますことをお許しください、って意味らしい」のところが基本なのかな、と思いました。早苗も香織も、年長者には大人が使うより丁寧な敬語を使うもんね。凄いや^^

残念ながらまだ「エイティーン」は出ておりませんが、じっくり待つことにしましょう^^