すべてが猫になる

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警察署長・絵馬殺人 (ねこ3匹)

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石井竜生・井原まなみ著。光文社ノベルス。

”辻斬り”ならぬ”辻蹴り”とでもいうべき傷害事件が、横須賀の町で頻々と発生。蹴り倒された
男たちの傍らには、必ず奈良・飛鳥宮の絵馬が……。同じころ、横須賀中央署へ、古美術商”藤橘”
の女社長・安達夕子が、森谷という男と現れた。”スミス・コレクション”と称する日本刀の販売に
からむ詐欺容疑の捜査にクレームをつけに来たのだ。やがて、空手五段の森谷が”辻蹴り”に蹴り
殺され、あとにはまたもや絵馬が……。彼は空母インディペンデンスの核疑惑の証拠写真のネガを
持っていた!?いまも戦後を引きずるような奇妙な事件を、松木充穂署長が追う!白眉の警察
推理小説、待望の第二弾!(あらすじ引用)



はいはい、例の「ルールバトン」でオススメいただいたあまりすさんの推薦本ですよ^^v
遅くなってすいません、だってあまりすさんオススメの本ってどれも売ってないんだもの^^;
ネット古本でやっとこれだけ発見♪しかも届いたこの本、サイン本ですよー!!
誰だ売ったのは!けしからん。

そして、どうですかみなさんこの表紙!カッコイイ!!(笑)
まっったくこの作家さんを知らなかったのですが、(さすがあまりすさんだ)
土曜ワイド劇場とかになってるんですね。(誰だここで笑ったのは!)
おいらは元々高校生あたりまで、こういう社会派ばっかり読んでいた時期があったので
(自慢じゃないが今だに蔵書で一番多いジャンルだ!!)へっちゃらです。
十津川警部も光彦さんも出て来やしませんが、(当たり前だ!)
これに出て来る警察署長さんもなかなか渋いんです。似てるとすれば、はぐれ刑事純情派

そして「浦賀署」に大ウケ^^;;
浦賀署」……「浦賀署」…………。。く、くっくっく。。。←バカか

事件が面白いですよ。
辻蹴り強盗が頻発するという背筋の寒い事件なんですが、この強盗、いわゆる
「説教強盗」で、お金を取る変わりに『絵馬』を被害者に投げつけて去る……!!(笑笑笑)
その絵馬には、「愛」とか「悌」とか様々な強盗の想いが………!!(わははわははは)

まあ、最後には笑ってはいられなくなるんですが、それなりに悪党は悪党、
正義は正義で小気味いいんじゃないですかね。
腹を抱えたくなる(頭か?^^;)トリックもあったりして、
なんだか急に阿井さんがまた読みたくなって来たな。。。


あまりすさん、どうもありがとうございました~^^。楽しかったですよv