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人狼城の恐怖 <第三部 探偵編> (ねこ3.6匹)

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二階堂黎人著。講談社文庫。

合計二十人もの死者を数える人狼城殺人事件解決のため、名探偵・二階堂蘭子は欧州へ飛んだ。
だが、人狼城からの唯一の生還者は人格を破壊され、有力な証人は何者かによって命を絶たれて
いた。蘭子が鋭敏な推理力から看破した犠牲者たちをつなぐ<失われた環>とは?空前絶後
謎と恐怖、いよいよ佳境へ!(裏表紙引用)


ふわぁ~~~~~~~ぁ~~~~ぁああ。。。。。。。。。
どうよこの前半との落差。すっかり物語に引き込まれ軌道に乗っていた自分が一番短いこの1冊で
何日かかったよ^^;(はい、浮気してました)
蘭子か?蘭子のせいなのか?たしかにいくら私でももうこの人好きじゃないですよ。
よもさんも注目していた「蘭子はクスリと笑い」が通算12回とカウントするほど
退屈してましたよ。「蘭子はフフッと笑い」も1回。あんたは貴族か。若者ならば
ワハハと笑え。いや、乱歩が好きならば「ハハハハハハハ」と笑え。
フランス人にもてはやされるインタビューとかどうでもいい。
クスリと笑って瞬殺される黎人の仮説の方が何倍も面白い。

ということですっかり意気消沈してしまったゆきあやですが、実際後半になると
俄然面白くなって来ました。……と思った途端にすごい引きを残して終わってしまいましたが。
この時ばかりは「良かった、刊行された時に読まなくて」と(続きが読めないなんてそりゃない)
変な優越感を抱いてしまいました。
しかし、長編ならではか仮説や考察を垂れるたびに『ドイツ編一八五ページ』とか
『フランス編三七二ページ』とか指示される?のが親切というか、
フェアプレイ実況中継というか、面白いですね。結構どれも記憶にあったので実際
戻って確認とかはしませんでしたけど。(解く気がないとも言える^^;)

さあさあ、既に「完結編」に突入しております。かーなーりー盛り上がっております。
熱い声援よろしくv