すべてが猫になる

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黒猫の三角  (ねこ4匹)

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森博嗣著。講談社文庫。

一年に一度決まったルールの元で起こる殺人。今年のターゲットなのか、6月6日、44歳になる小田原静子に脅迫めいた手紙が届いた。探偵・保呂草は依頼を受け「阿漕荘」に住む面々と桜鳴六画邸を監視するが、衆人環視の密室で静子は殺されてしまう。森博嗣の新境地を拓くVシリーズ第1作。(裏表紙引用)
21.5.24再読書き直し。
 

Vシリーズ第1弾。

ビックリするぐらい内容を覚えていないこのVシリーズ。なので二度目の今回も綺麗に騙されてしまった。なるほど、保呂草さんってこんな魅力のないキャラだっけか?と感じていた違和感の正体はこれだったか。ネタバレになるので書けないが、第一作でこのトリックを使った点を評価したい。

 

れんちゃんやしこちゃん、紅子さんのキャラクターは覚えているつもりだったが、れんちゃんが男の子だっていうことを忘れていたのは流石にやばい。れんちゃんが一番好きなキャラだったはずなのだがな。。でもキャラクターの好みは当時の自分のまま。れんちゃんとしこちゃんが可愛い。紅子さんは気取りすぎだな。まあこれから色々印象は変わっていくのだと思うが。伝説の、「木を二つ並べてハヤシと読むのよ、変わっているでしょう?」はここだったか。「林」の名前の秘密?はもう判明しているのだが、へっ君の本名など色々話題になっていた気がする。そういうモロモロ含めて楽しい謎解きが色々待っていそうだ。