すべてが猫になる

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追いし者 追われし者 (ねこ2.5匹)

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原書房ミステリーリーグ。

印刷会社勤務の「おれ」は「彼女」のストーカー。彼女の全てが知りたい、その欲求が嵩じて
彼女の家のある場所に盗聴器を仕掛けた。その成果で、彼女がある男について困っている事を
知ってしまう。おれは彼女の為に、こっそり行動を開始するーー。


・・・ひ、ひかーさん、か、空回り~~~^^;やっちゃった。やっちゃったよひかーさん。
駄目ですよこんなの、あらすじでトリックバレバレだし。もう今の時代無理よこの記述。
頑張ってるんですけどねえ。伏線いっぱいだし。
そして途中で投げ出して(そうとしか見えない)、トリックばらしちゃった。
この「挿話」はやっぱりなめて読んでいる読者を「おお!?」と一瞬緊張させるものは
ありましたね。面白い試みです。
うん、面白い試みです。(二回言ったぞ)
……あくまで、試みが面白かっただけですけど。。。ははは。。。

だって、違和感ありすぎたもん。。。
そうだと思ったもん。。。
伏線と理論が氷川さんらしくなく、破綻してるもん。。。
こじつけと無理矢理のオンパレード。いや、うまいな、と思えるものも多かったんですけど、
一つ疑問が出たらまた一つ「なら、これは?」という突っ込みどころが生まれてですね。。


せっかく奇を衒ったのにね。主人公がストーカーなんてね。
でもね、人物、描けてないよー^^;描けてないからこそ「一般読者が想像し得る可能性」が
有効じゃないですか。変に人物作ってるから行動に説得力がなくておかしな伏線になったのかな。。
氷川さん、やっぱりガチガチの本格推理しか本領発揮できない作家さんじゃないかなあ。。

がんばって!ひかーさん。貴方の真面目で堅くてしつこい文章といっぱいいっぱい
がんばってるギャグの哀れさが、私は好きなんですからねー。