すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

だから殺せなかった  (ねこ3.6匹)

一本木透著。創元推理文庫。 「おれは首都圏連続殺人事件の真犯人だ」。大手新聞社の社会部記者の許に届いた一通の手紙。送り主は「ワクチン」と名乗り、首都圏全域を震撼させる連続殺人の凶行を詳述したうえで、彼に紙上での公開討論を要求する。絶対の自信…

これは経費で落ちません! 6  (ねこ3.8匹)

青木祐子著。集英社オレンジ文庫。 天天コーポレーションに企業合併の危機!?役員秘書の有本マリナが、キャバクラでアルバイトをしているという噂を確かめるため、調査を始めた麻吹美華がとんでもない情報をつかんだ。知り合いに頼んで潜入調査で撮ってきても…

六人の嘘つきな大学生  (ねこ4.2匹)

浅倉秋成著。角川書店。 << 2022年本屋大賞ノミネート & ブランチBOOK大賞2021受賞 >> ■■各種ミステリランキングで話題沸騰中■■ 『このミステリーがすごい! 2022年』国内編 8位 週刊文春ミステリーベスト 10国内部門 6位 「ミステリが読みたい! 2022年版」国…

私のサイクロプス  (ねこ3.8匹)

山白朝子著。角川文庫。 書物問屋で働く輪は、旅本作家・和泉蝋庵と彼の荷物持ち・耳彦と未踏の温泉地を求める旅に出ては、蝋庵のひどい迷い癖のせいで行く先々で怪異に遭遇していた。ある日山道で2人とはぐれてしまった輪は、足をすべらせて意識をうしなう…

あの日、君は何をした  (ねこ4匹)

まさきとしか著。小学館文庫。 北関東の前林市で平凡な主婦として幸せに暮らしていた水野いづみの生活は、息子の大樹が連続殺人事件の容疑者に間違われて事故死したことによって、一変する。深夜に家を抜け出し、自転車に乗っていた大樹は、何をしようとして…

探偵は教室にいない  (ねこ3匹)

川澄浩平著。創元推理文庫。 わたし、海砂真史(うみすなまふみ)には、ちょっと変わった幼馴染みがいる。幼稚園の頃から妙に大人びていて頭の切れる子供だった彼とは、別々の小学校にはいって以来、長いこと会っていなかった。変わった子だと思っていたけど、…

阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし  (ねこ3.8匹)

阿佐ヶ谷姉妹著。幻冬舎文庫。 40 代・独身・女芸人の同居生活はちょっとした小競合いと人情味溢れるご近所づきあいが満載。エアコンの設定温度や布団の陣地で揉める一方、ご近所からの手作り餃子おすそわけに舌鼓。白髪染めや運動不足等の加齢事情を抱えつ…

硝子の塔の殺人  (ねこ3.5匹)

知念実希人著。実業之日本社。 雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。 地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。 ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、 刑事、霊能力者、小説家、料理人など、 一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。 この館で次々…

くすぶり中年の逆襲  (ねこ4匹)

錦鯉著。新潮社。 祝! M-1グランプリ2021優勝! ! ! 長谷川雅紀さんは史上初の50代優勝! 渡辺隆さんは史上初の40代優勝! そしてこちらは「まさかの自叙伝」! 「遅咲きの反逆中年」がブレイクまでの全てを明かす! 「戦国時代だったら生きてない」「人生折り返…

全裸刑事チャーリー  (ねこ3.8匹)

七尾与史著。宝島社。 ヌーディスト法が施行された日本で、全国初の全裸刑事が登場した! ヌーディスト法が施行されて一年がたつ。人々の価値観が多様化してついに日本は、全裸生活を認めることとなった。反対勢力も強く、国会は揉めに揉めたがヌーディスト派…

虚構推理 逆襲と敗北の日  (ねこ3.8匹)

城平京著。講談社タイガ。 「それは巨大で、凶暴で、獰猛で、何より場違いな幽霊だった」 警察に呼び出された琴子と九郎。二人と因縁深い桜川六花が、奇妙な連続転落死事件に居合わせ、容疑者になっているという。 六花が二人を前に語ったのは、異郷の野獣キ…