すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

QJKJQ  (ねこ3.9匹)

佐藤究著。講談社文庫。 女子高生の亜李亜は、猟奇殺人鬼の一家に生まれ、郊外でひっそり暮らしていた。父は血を抜いて殺し、母は撲殺、兄は咬みついて失血させ、亜李亜はナイフで刺し殺す。ところがある日、部屋で兄の惨殺死体を発見する。翌日には母がいな…

IQ/IQ  (ねこ3匹)

ジョー・イデ著。熊谷千寿訳。ハヤカワ文庫。 ロサンゼルスに住む黒人青年アイゼイアは“IQ”と呼ばれる探偵だ。ある事情から大金が必要になった彼は腐れ縁の相棒の口利きで大物ラッパーから仕事を請け負うことに。だがそれは「謎の巨犬を使う殺し屋を探し出せ…

錆びた滑車  (ねこ4匹)

若竹七海著。文春文庫。 女探偵・葉村晶は尾行していた老女・石和梅子と青沼ミツエの喧嘩に巻き込まれる。ミツエの持つ古い木造アパートに移り住むことになった晶に、交通事故で重傷を負い、記憶を失ったミツエの孫ヒロトは、なぜ自分がその場所にいたのか調…

メーラーデーモンの戦慄  (ねこ3.7匹)

早坂吝著。講談社ノベルス。 メーラーデーモンを名乗る者から「一週間後、お前は死ぬ」というメールが届いた後、殺害される連続殺人が発生!「お客様」を殺された上木らいちは捜査を開始。被害者は全員、X‐phone社のガラケーを所有していたことが判明する。一…

宿命と真実の炎  (ねこ3.9匹)

貫井徳郎著。幻冬舎。 人間の心を捨ててもずっと一緒にいたかった。 何が“警察官連続殺人事件"を引き起こしたのか? 山本周五郎賞受賞作『後悔と真実の色』続編。渾身のミステリ長編!!(紹介文引用) 宿命と真実の炎 西條シリーズ第2弾ってことでいいのかな?…

アリス殺し  (ねこ4匹)

小林泰三著。東京創元社。 “不思議の国”の住人たちが、殺されていく。どれだけ注意深く読んでも、この真相は見抜けない。10万部突破『大きな森の小さな密室』の鬼才が放つ現実と悪夢を往還する“アリス”の奇怪な冒険譚。(紹介文引用) アリス殺し いつまで経…

粘膜探偵  (ねこ3.5匹)

飴村行著。角川ホラー文庫。 戦時下の帝都。14歳の鉄児は憧れの特別少年警邏隊に入隊した直後、先輩のとばっちりを受け謹慎処分となってしまう。汚名返上に燃える彼は、巷で噂の保険金殺人事件を解決するため独自調査に乗り出すが…。軍部の思惑、昏々と眠る…

雨の日も神様と相撲を  (ねこ3.5匹)

城平京著。講談社タイガ。 「頼みがある。相撲を教えてくれないか?」神様がそう言った。子供の頃から相撲漬けの生活を送ってきた僕が転校したド田舎。そこは何と、相撲好きのカエルの神様が崇められている村だった!村を治める一族の娘・真夏と、喋るカエルに…

私たちは生きているのか?  (ねこ3.7匹)

森博嗣著。講談社タイガ。 富の谷。「行ったが最後、誰も戻ってこない」と言われ、警察も立ち入らない閉ざされた場所。そこにフランスの博覧会から脱走したウォーカロンたちが潜んでいるという情報を得たハギリは、ウグイ、アネバネと共にアフリカ南端にある…

ポイズンドーター・ホーリーマザー  (ねこ3.7匹)

湊かなえ著。光文社文庫。 女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。欠席を表明したのは、今も変わらず抑圧的な母親に会いたくなかったからだ。だが、理穂とメールで連絡を取るうちに思いがけぬ訃報を聞き…。(「ポイズンドー…

きのうの影踏み  (ねこ3.7匹)

辻村深月著。角川文庫。 小学生のころにはやった嫌いな人を消せるおまじない、電車の中であの女の子に出会ってから次々と奇妙な現象が始まり…、虫だと思って殺したら虫ではなかった!?幼い息子が繰り返し口にする謎のことば「だまだまマーク」って?横断歩道で…

新装版 46番目の密室  (ねこ3.8匹)

有栖川有栖著。講談社文庫。 日本のディクスン・カーと称され、45に及ぶ密室トリックを発表してきた推理小説の大家、真壁聖一。クリスマス、北軽井沢にある彼の別荘に招待された客たちは、作家の無残な姿を目の当たりにする。彼は自らの46番目のトリックで殺…

ミステリー・アリーナ  (ねこ4匹)

深水黎一郎著。講談社文庫。 嵐で孤立した館で起きた殺人事件!国民的娯楽番組「推理闘技場」に出演したミステリー読みのプロたちが、早い者勝ちで謎解きに挑む。誰もが怪しく思える伏線に満ちた難題の答えは何と15通り!そして番組の裏でも不穏な動きが…。多…

検察側の罪人  (ねこ3.8匹)

雫井脩介著。文春文庫。 蒲田の老夫婦刺殺事件の容疑者の中に時効事件の重要参考人・松倉の名前を見つけた最上検事は、今度こそ法の裁きを受けさせるべく松倉を追い込んでいく。最上に心酔する若手検事の沖野は厳しい尋問で松倉を締め上げるが、最上の強引な…