すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

時をかけるゆとり  (ねこ4.2匹)

朝井リョウ著。文春文庫。 就活生の群像『何者』で戦後最年少の直木賞受賞者となった著者。この初エッセイ集では、天与の観察眼を駆使し、上京の日々、バイト、夏休み、就活そして社会人生活について綴る。「ゆとり世代」が「ゆとり世代」を見た、切なさとお…

人魚の眠る家  (ねこ3.8匹)

東野圭吾著。幻冬舎文庫。 「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。娘がプールで溺れた―。病院で彼等を待っていたのは、“おそらく脳死”という残酷な現実。一旦は受け入れた二人だったが、娘との別れの…

つぶさにミルフィーユ  (ねこ3.8匹)

森博嗣著。講談社文庫。 本を読む価値というのは、本を読んでいるその経験、その時間にある。だから、読んで忘れてしまっても良い―。人気作家、森博嗣の視点から見ると、世界はもっと自由で、シンプルだ。大切なぬいぐるみのことから、都会の脆弱性について…

別冊 図書館戦争 Ⅱ  (ねこ3.8匹)

有川浩著。アスキー・メディアワークス。 大好評『図書館戦争』シリーズ、スピンアウト第2弾!そんで、結局あの人たちは?これにて幕引き。(紹介文引用) 別冊 図書館戦争 Ⅱ 図書館戦争シリーズ、これにて終了。有川さんの文庫で出てる作品も読破したぞぃ(こ…

別冊 図書館戦争 Ⅰ  (ねこ3.7匹)

有川浩著。アスキー・メディアワークス。 『図書館戦争』スピンアウト・別冊シリーズ第一弾!武闘派バカップル恋人期間の紆余曲折アソート! (紹介文引用) 別冊 図書館戦争 Ⅰ ソロモン三冊の後だとサクサク読み終わりすぎて引く。 と、いうわけで図書館シリ…

ソロモンの偽証 第Ⅲ部 法廷  (ねこ4匹)

宮部みゆき著。新潮社。 事件の封印が次々と解かれていく。私たちは真実に一歩ずつ近づいているはずだ。けれど、何かがおかしい。とんでもないところへ誘き寄せられているのではないか。もしかしたら、この裁判は最初から全て、仕組まれていた―?一方、陪審員…

ソロモンの偽証 第Ⅱ部 決意

宮部みゆき著。新潮社。 騒動の渦中にいるくせに僕たちは何も知ろうといなかった。けど、彼女は起ちあがった。校舎を覆う悪意を拭い去ろう。裁判でしか真実は見えてこない!彼女の覚悟は僕たちを揺さぶり、学校側の壁が崩れ始めた…気がつけば、走り出していた…

ソロモンの偽証 第Ⅰ部 事件

宮部みゆき著。新潮社。 クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した14歳。彼の死を悼む声は小さかった。けど、噂は強力で、気がつけばあたしたちみんな、それに加担していた。そして、その悪意ある風評は、目撃者を名乗る、匿名の告発状を産み落とした―。新たな…