すべてが猫になる

ヤフーブログからお引越し。

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

人造救世主  (ねこ3匹)

小林泰三著。角川ホラー文庫。 女子大生のひとみは、留学生のジーンと共に古都の寺院を訪れていた。そこに西洋風の同じ顔を持つ者たちが突如出現し、建造物を破壊し始め、ひとみ達にも襲いかかる。二人の窮地に現れたのはヴォルフという謎の男。ヴォルフは単…

愛おしい骨/Bone by Bone (ねこ3.6匹)

キャロル・オコンネル著。務台夏子訳。創元推理文庫。 十七歳の兄と十五歳の弟。ふたりは森へ行き、戻ってきたのは兄ひとりだった。二十年ぶりに帰郷したオーレンを迎えたのは、時が止まったかのように保たれた家。誰かが玄関先に、死んだ弟の骨をひとつずつ…

ダーク・タワーⅠ ガンスリンガー/The Gunslinger The Dark Tower I

スティーヴン・キング著。風間賢二訳。新潮文庫。 なにもかもが奇妙に歪んだ地、この世ならぬ異境で“黒衣の男”を追い続ける孤高の男がいた。最後の“ガンスリンガー”、拳銃使いのローランド。彼はひとりの少年と出会い、ともに旅を続けるが―。“黒衣の男”とは…

美しき凶器  (ねこ3.5匹)

東野圭吾著。光文社文庫。 安生拓馬、丹羽潤也、日浦有介、佐倉翔子。かつて世界的に活躍したスポーツ選手だった彼らには、葬り去らなければならない過去があった。四人は唯一彼らの過去を知る仙堂之則を殺害し、いっさいのデータを消去。すべてはうまく運ん…

クロク、ヌレ!  (ねこ3.8匹)

真梨幸子著。講談社文庫。 自宅のプールで謎の死を遂げた、世界的流行作家のジョー・コモリ。広告代理店社員の深田貴代美とプランナーの嶋元ミチルは、広告企画のために彼の人生を追い始める。やがて浮かび上がる無名画家の非業の死。二人の男を巡る狂気と妄…

雰囲気探偵 鬼鶫航  (ねこ3匹)

高里椎奈著。講談社ノベルス。 「君は探偵のくせに、事件を解決する気がないのか!?」鬼鶫探偵社――そこに、見た目は完璧な名探偵がいる。だが経理の佐々は日々、悲痛な叫びをあげていた……。彼の雇い主である鬼鶫は、まったく推理をしないのだ!事件はいつも彼…

フェッセンデンの宇宙/Fessenden's Worlds (ねこ3.8匹)

エドモンド・ハミルトン著。河出書房新社。 史上最高の科学者フェッセンデンが実験室の中に宇宙を創った!世界中の言葉に翻訳された、名作中の名作「フェッセンデンの宇宙」をはじめ、代表作「向こうはどんなところだい?」「翼を持つ男」、切ない怪奇小説「帰…

怪しい人びと  (ねこ3.6匹)

東野圭吾著。光文社文庫。 俺は同僚の片岡のデートのために一晩部屋を貸してあげた。その後、そのことを片岡から聞いた2人の同僚、本田と中山にも部屋を貸すことになってしまう。3カ月後のある日、いつものように、車から部屋に戻ると、見知らぬ女が寝ていて…