2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧
近藤史恵著。光文社文庫。 河合瞳子が大阪郊外のホテル七階から飛び降りた。周囲を魅了した彼女の突然の死。大学卒業から五年、 その報せは仲間に大きな動揺を与えた。そんな折り、友人たちに瞳子からのはがきが。そこには、 わたしのことを殺さないで、とあ…
小林泰三著。角川ホラー文庫。 旅客機の墜落事故。乗客全員が死亡と思われた壮絶な事故現場から、諸星隼人は腕一本の状態から 蘇った。一方、真空と磁場と電離体からなる世界で「影」を追い求める生命体”ガ”は、城壁測量士を 失い地球へと到来した。”ガ”は隼…
北村薫著。文春文庫。 北村様の積読本、最後の一冊です。あまり作品名を聞かないのでどんなものかと思ってましたが、 恋愛小説をメインに、SF風のものやちょっと不思議な雰囲気のものを含んだ11の短編集です。 山口雅也さん、加納朋子さん、有栖川有栖さん…
近藤史恵著。文春文庫。 深く刺さった、小さな棘のような悪意が、平和なオフィスに8つの事件をひきおこす。社会人一年生の 大介にはさっぱり犯人の見当がつかないのだがーー「歩いたあとには、1ミクロンの塵も落ちていない」 という掃除の天才、そして、と…
京極夏彦著。講談社文庫。 「推理はしないんです。彼は」。知人・大河内の奇妙な言葉にひかれて神保町の薔薇十字探偵社を 訪れた「僕」。気がつけば依頼人の自分まで関口、益田、今川、伊佐間同様”名探偵”榎木津礼二郎の ”下僕”となっていた……。京極堂をも巻…
京極夏彦著。講談社文庫。 「妖怪」はいずこより来るのか……。人の心は闇にあらねども、揺るぎないはずの世界が乱れたとき、 その裂け目から恠しきものが湧き出し、取り憑く。他人の視線を畏れる者、煙に常軌を逸した執着を もつ火消し、「海」を忌む小説家………
26位にも登場した島田作品は御手洗潔ものでした。そして13位に吉敷竹史シリーズがお目みえ。 シリーズものとして比べれば御手洗ものの方が好きなのですが、おいらが一番好きな島田作品は?と 聞かれれば現時点ではやっぱりどうしてもコレなのです。と言…
北村薫著。新潮文庫。 海辺の街に小部屋を借りて、潮騒の響く窓辺に寝椅子を引き寄せ横になり、訪れた女の話を聞くーーー さまざまな女が男に自分の体験を語り始める。緑の虫を飲みこんだという女、不眠症の画家の展覧会 での出来事、詩集で結ばれた熱い恋心…
折原一著。光文社文庫。 新婚旅行の思い出をたどるためーーー銀婚式を迎えた野々村省三・文恵夫妻は、二十五年前と同じく、 能登へと旅立った。ところが、省三が何者かに殺され、嫌疑は姿を消した文恵にかかった!?娘の 万里子は両親の足跡を追い、真相を探…
北村薫著。角川文庫。 ペンネームは覆面作家ーー本名・新妻千秋。天国的美貌でミステリー界にデビューした新人作家の 正体は、大富豪の御令嬢。しかも彼女は現実に起こる事件の謎までも鮮やかに解き明かす、もう 一つの顔を持っていた!春のお菓子、梅雨入り…
貴志祐介著。講談社。 子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。一見のどかに見える学校で、 子供たちは徹底的に管理されていた。いつわりの共同体が隠しているものとはーーー。何も 知らず育った子供たちに、悪夢が襲いかかる!(…
じゃんじゃかじゃ~ん。皆さんお待ちかね、すけきよの登場ですよん^^ また、「思ったより順位が低い」と言われたりするのかな^^;若しくは「『獄門島』は?」とか 『悪魔が来たりて~』は?」とクレームが来たりして。。とびびりながらも、素直に自分の …
ジュンパ・ラヒリ著。新潮文庫。 毎夜1時間の停電の夜に、ロウソクの灯りのもとで隠し事を打ち明けあう若夫婦ーー「停電の夜に」。 観光で訪れたインドで、なぜか夫への内緒事をタクシー運転手に打ち明ける妻ーー「病気の通訳」。 夫婦、家族など親しい関係…
北村薫著。角川文庫。 姓は<覆面>、名は<作家>ーーー本名・新妻千秋。天国的な美貌を持つ弱冠19歳の新人が ミステリ界にデビューした。しかも、その正体は大富豪の御令嬢……ところが千秋さんには 誰もが驚く、もう一つの顔があったのだ!?『推理世界』…
倉阪鬼一郎著。集英社文庫。 巨大アミューズメント施設を取り巻く地域で、連続する通り魔殺人。平凡な人間が、子供がも大人も 動物も、ありとあらゆるものを殺し抜く殺人鬼に突如変貌していく。無関係なはずの犯人たちの頭に 鳴り響き続ける不気味な童謡ーー…
第15位にやっと登場の伊坂さん。ミステリ作家ではないけれど、本書の体裁はミステリだから この企画に入れられるのだ。(自分ルール) しまった。再読して、これは私の中で『ゴールデンスランバー』も『チルドレン』も越えてしまった。 しかも、順位をもっ…
北村薫著。創元推理文庫。 呼吸するように本を読む主人公の「私」を取り巻く女性たちーーーふたりの友人、姉ーーーを核に、 ふと顔を覗かせた不思議な事どもの内面にたゆたう論理性をすくいとって見せてくれる錦繍の三編。 色あざやかに紡ぎ出された人間模様…
桐野夏生著。講談社文庫。 「私の中の何かが死んだ」出所を心待ちにしていた男が四年前に獄中自殺していた。何も知らされ なかった村野ミロは探偵を辞め、事実を秘匿していた養父を殺しにいく。隣人のホモセクシャルの 親友。養父の盲目の内妻。幼い頃から知…
金城一紀著。講談社。 君たち、世界を変えてみたくないか? 落ちこぼれ高校に通う「僕」たちは、三年生を迎えた今年、とある作戦に頭を悩ませていた。厳重な 監視のうえ強面のヤツらまでもががっちりガードするお嬢様女子高の文化祭への突入が、その課題だ。…
さて、いよいよ!ランキングの発表です!(先にこの前の解答記事見て下さいね^^) 厳正なる採点の結果、見事「上級者編」以外の13問をすべて正解された方が一名!!!!! まあ、ご本人は「自分だ」とわかっているかのような、クールでカッコイイ解答の…
皆様、15名にも及ぶたくさんの方々のご参加、本当にありがとうございました!遂に、成績発表& 解答&授賞式でございます!とりあえず、文字制限が気になるのでこの記事ではまず試験問題と 解答ならびに正解率、皆さんのおもしろ解答などなどを交えて発表…